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ファスター(Faster)1930年代のモータースポーツカルチャーニール・バスコム, 吉野弘人パンローリング 四六判 504頁 2021年8月発売 本体 2,400円 税込 2,640円 国内送料無料です。 この商品は 明日 発送できる予定です。 (発送可能時期について)
手に汗握る実況ノンフィクション!自動車が発明されて以来、スピードの記録は人々の想像力をかき立ててきた。1930年代は、ヒルクライム、サーキット、都市間ラリー、最速記録の挑戦など、あらゆる種類のレースが急速に増加していたが、開催のたびに惨事が伴う危険なものだった。それでも(だからこそ)人びとは熱狂し、その速さとエンジンの轟音を体感しようとサーキットに押し寄せた。常に極限を強いられるレーサーたちは奇妙な友情を共有していた 。ある夜は共に笑って過ごし、翌朝には互いを打ち負かすために全力を尽くす。たとえ相手をコースからはじき出すことになろうとも……。ブレーキの故障、コース上の破片、相手ドライバーの動きのどれが原因であっても、死はいつでも仲間の誰かを連れ去っていった。それでも勝利に対する情熱は衰えることなく、毎週のように彼らはバトルを繰り広げる。やがてヨーロッパ情勢に暗雲が立ち込めると、かつては国籍・人種を超えて交流し合ったレーサーたちは、自国のプロパガンダに利用され、サーキットはスポーツの場ではなく、各国の威信をかけた戦場となっていく。そして彼らの友情は……。 本書は、当時のモータースポーツ界の内幕を再現したノンフィクション。自動車産業からの視点を通して、大戦へと突き進んでいったヨーロッパの様子が如実に伝わる。 全編に散りばめられたレースシーンは圧巻。掲載写真多数。いまもなお私たちを勇気づけてくれる不屈の挑戦者たちがここにいる。
著者紹介ニール・バスコム(Neal Bascomb)全米で数々の賞を受賞したニューヨーク・タイムズのベストセラー作家。著書に『ヒトラーの原爆開発を阻止せよ!』(亜紀書房)、『Hunting Eichmann』『パーフェクトマイル』(ソニーマガジンズ)などの著書がある。ロンドンとパリを拠点に活動していた元ジャーナリスト。現在はフィラデルフィア在住。 訳者紹介吉野弘人(よしの・ひろと)宮城県出身。山形大学人文学部卒業。金融機関、監査法人勤務を経て、2019年より翻訳業に。訳書に『ザ・プロフェッサー』『黒と白のはざま』『ラスト・トライアル』(いずれもロバート・ベイリー著、小学館)『評決の代償』(グレアム・ムーア著、早川書房)、『海賊の栄枯盛衰』『国際金融詐欺師ジョー・ロウ』(パンローリング)などがある。 本書への賛辞「スポーツ、政治、そして人間の情熱が、熱気に満ちたこの1冊の中でぶつかり合う。モーターレースの興奮をページの上に表現するのは簡単なことではないが、バスコムはこれをやってのけた。ルネ・ドレフュスのナチスに対する勝利は、我々全員の勝利である」――A・J・ベイム(『フォード vs フェラーリ 伝説のル・マン』[祥伝社]、『まさかの大統領』[国書刊行会]の著者)「本書は、暗い時代に私たちを鼓舞してくれるヒーローの力を思い起こさせるパワー全開のメッセージだ。悪に挑戦するためにすべてを危険にさらした、ありそうもない夢見る者たちの心をつかみ、それでいて専門的に研究された物語に命を吹き込んだ」――ミッチェル・ズーコフ(『Lost in Shangri-La』『13 Hours』の著者) 「アメリカの億万長者の娘と見捨てられたユダヤ人のドライバーが、ヒトラーを相手にチームを組んだ。ニール・バスコムは、戦前のグランプリレースを舞台に、そのスリル、驚き、そして危険をすべて含んだ彼らの物語を鮮やかに描いてみせた。世界に暗雲が立ち込める中、命知らずのドライバーがスピードを競った時代の心躍らせる出来事。本書は力作であり、すべての人の必読書リストに載せる価値がある」――ガース・スタイン(『エンゾ レーサーになりたかった犬とある家族の物語』[ヴィレッジブックス]の著者) 目次著者まえがきプロローグ
──第1部──
──第2部──
──第3部── エピローグ (フェニックスシリーズ127) そのほかのお薦め
ベテラン度:
★★☆
第三帝国のバンカー ヤルマル・シャハト――ヒトラーに政権を握らせた金融の魔術師
ベテラン度:
★☆☆
少女が見た1945年のベルリン――ナチス政権崩壊から敗戦、そして復興へ
アウシュヴィッツを生きのびた「もう一人のアンネ・フランク」自伝
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★☆☆
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★☆☆
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★☆☆
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