桂文我 上方落語全集 第七巻
桂文我
パンローリング
四六判 296頁 2023年1月発売
本体 2,500円 税込 2,750円
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水木十五堂賞受賞
落語界きっての史料収集家
四代目 桂文我が世に放つ上方落語の集大成、第七巻刊行!
第七巻では――
「一眼国」「崇徳院」など、上方落語の逸品、珍品を織り交ぜた珠玉の高座、十五席を再現している 〈解説付き〉。
“芸能博士”と呼ばれた桂米朝師(人間国宝)の系譜を継がんとする著者は、大師匠と同様に落語に関係する史料・文献を収集しまくる稀代のコレクターでもあります。2022年には、明治時代の収集家として名高い、水木十五堂氏を記念して大和郡山市で創設された「水木十五堂賞」を受賞しました。現代では忘れられた噺を古文献から掘りおこし復元することに取り組んでおり、噺家生活四十年で上演した噺は七百以上を数えます。
この全集では、そうした噺のなかから厳選したネタを、本人の解説付きで紹介し、収集した貴重な演芸資料も数多く掲載しています。大師匠方との思い出話などを綴るコラムも読み応えたっぷりです。
第七巻に収録されているのは、
- 一眼国
- 乙女狐
- 鴻池の犬
- 五里五里芋
- さじ加減
- 崇徳院
- 長襦袢
- 茶碗屋裁き
- 七草
- 貧乏花見
- 餅犬
- 算段の平兵衛
- 蝋燭喰い
- 菜種切り
- 附焼刃
の十五席。
「読んで楽しむ」落語の世界を、ぜひご堪能ください。
第八巻 所収予定
8-1 池田の猪買い
8-2 武助芝居
8-3 後家殺し
8-4 権助提灯
8-5 馬の田楽
8-6 竹の水仙
8-7 鷹奴
8-8 花の都
8-9 寒梅
8-10 質屋蔵
8-11 辻占茶屋
8-12 餅つき
8-13 宇治の柴船
8-14 そば茶屋
8-15 音曲質屋
■著者紹介
四代目 桂 文我(かつら ぶんが)
昭和35年8月15日生まれ、三重県松阪市出身。昭和54年3月、二代目桂枝雀に入門し、桂雀司を名乗る。平成7年2月、四代目桂文我を襲名。全国各地で、桂文我独演会・桂文我の会や、親子で落語を楽しむ「おやこ寄席」も開催。平成25年4月より、相愛大学客員教授に就任し、「上方落語論」を講義。国立演芸場花形演芸大賞、大阪市咲くやこの花賞、NHK新人演芸大賞優秀賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞、水木十五堂賞など多数の受賞歴あり。令和3年度より、東海テレビ番組審議委員を務める。
(桂文我 上方落語全集シリーズ)
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