仕事は、人生に大きな役割を果たしているにもかかわらず、その基本的なやり方について教わることは少ない。たとえば、効率的なスケジュール調整、タスクに優先順位を付ける方法、いい企画を考える秘訣、溜まった仕事をこなすスキル、などなど。
そのせいであなたも、受信フォルダは未読メールであふれかえり、カレンダーにはぎっしりと予定が書きこまれ、ToDoリストはどこまでも続いている……といった状況に陥っていないだろうか。
とはいえ、あなたに必要なのは「仕事を減らす」ことではない。そうではなく、賢くスマートに働きながら、充実した人生を送るために本当に大切なことを確実に達成する。その実践的な方法が、本書につめこまれている。
基本はカレンダー。余計な項目はすべて消して、カレンダーのとおりに行動しよう。次にToDoリスト。これでもう覚えていなくていい。そしてメール。あきらめなくても、受信フォルダの支配から抜け出せる。さらに、自分らしい目標を設定し、それを達成する計画を立てて、自分だけの能力を発揮しよう。
目次
はじめに
PART1 1週間の計画を立てる
1 カレンダーが基本
2 頭に溜めこむのをやめる
3 メールの返信と転送
4 安全策を用意する
PART2 1年間の計画を立てる
5 朝ベッドから出る理由
6 年間計画を立てる
7 ワンランク上の励まし
PART3 人生の計画を立てる
8 自分らしく、よりよい自分に
9 口数を減らすべき理由
10 あらゆる問題を解決する
11 大きく考える
BONUS おまけのアイデア
よりよいメモのとり方
スマートに休暇をとる方法
賢いチーム運営
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参考資料
謝 辞
注
著者紹介
リック・パストール(Rick Pastoor)
試行錯誤を好むリック・パストールは、常に試し、うまくいくものを継続し、うまくいかないものは中止する。試し、洗い出し、繰り返すのだ。ニューヨーク・タイムズ紙が支援するメディア・スタートアップ企業、ブレンドルに在籍中、彼は自らのメソッドを着実に磨き上げた。そうして生まれた「GRIP」には、チームがすばらしい仕事をするために役立つツールや洞察が柔軟なかたちでまとめられている。本書は2019年にオランダ語で自費出版され、またたく間にオランダでベストセラーとなった。現在もリックの使命は変わらない。それは、時間に関して賢い意思決定を行えるようサポートすること。自身の時間は、アムステルダムに住む家族と過ごす時間と、GRIPに関する講演の時間、週刊ニュースレター「Work in Progress」や次世代カレンダー「Rise」を開発するスタートアップ企業での仕事の時間とに分けている。詳しくはrickpastoor.com、およびgripbook.comを参照。
原題 Grip: The Art of Working Smart (And Getting to What Matters Most)
訳者紹介
酒井章文(さかい・あきふみ)
英語翻訳者。武蔵野美術大学基礎デザイン学科中退。訳書に『人の心を強く引きつける技術』『よりよい道を行け』(ともにパンローリング)、『Zero to IPO』(翔泳社)、『起業マインド100』(サンマーク出版)、『小さな家の大きな暮らし』(パイインターナショナル)などがある。
(フェニックスシリーズ148)
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