ディナポリの秘数 フィボナッチ売買法
ジョー・ディナポリ,
成田博之,
株式会社ゼネックス
パンローリング
A5判 上製本 344頁 2004年10月発売
本体 16,000円 税込 17,600円
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押し・戻り分析で仕掛けから手仕舞いまでわかる
“黄金率”0.382、0.618が売買のカギ! 押し・戻り売買の極意!
本書は、投資市場における「押しや戻り」を正確に当てるフィボナッチを基本したトレーディング手法を紹介したものである。この不思議な数値である0.382や0.618は、投資家として、またトレーダーとしてワンランク上を目指す者、どうしても現状の沈滞ムードを打破できない者にとっては絶大な力と啓示を与えてくれるだろう!
第1部では、強力な先行指標であるフィボナッチを利用した「ディナポリレベル」を活用するための基本原則となる「トレンド」や「方向」「値動き」についてジョー・ディナポリ流の定義をし、基礎をしっかりと固めることができる。第2部ではトレードのチャンスが間近に迫っているのかどうかを判断する基準となる「トレンド分析(DMAやMACD・ストキャスティックスのコンビネーション)」や「方向性指標」「買われ過ぎ・売られ過ぎ」について検討し、その時点でトレーディングチャンスがあるかどうか、そのトレードのリスク・リワード比が分かる。第3部では、「ディナポリレベル」による実践的なトレーディング手法や戦術、ミスを防ぐ方法などが解説されており、敢然とマーケットに立ち向かうだれにも頼らない独立したトレーダーになる具体的方策が詳述されている。
本書は、仕掛けや手仕舞い、リスクとリワードといったトレーダーが一番関心のあることを、多くのチャートによって初心者でも視覚的に分かりやすく解説されている。0.382や0.618という12世紀のイタリアの数学者、レオナルド・フィボナッチが発見した秘数があなたに莫大な財産を作らせる第一歩になるかもしれない!
チャートで見るフィボナッチ級数
『どうして、フィボナッチ?』
簡単に言ってしまえば、その答えは、フィボナッチは使えるからとなるだろう。これほど優れた数値は存在しないとも言える。この37年間、トレーダーとしていろいろな手法を検証したが、フィボナッチ分析法が一番良い結果を生んでいる。
しかし、ここで、誤解を与えないために、一言、このマジックナンバーについて言っておかなければならないことがある。
フィボナッチを正しく使用すること!!
私がこのフィボナッチ分析をトレーディングに取り込んで実践した結果を記事やセミナーで公表してから数百にのぼるレポートが他から出された。しかし、その多くは、単なる検証であり、また、トレーダーによって実践された結果をまとめたものではなかった。私にとってこのマジックナンバーは単なる数値ではなく、私の売買手法の大きなポイントになっている先行指数としての役割を果たしている。実践のために、また、実践から生まれたこのディナポリの秘数売買法は機能する。
ここで、ディナポリの秘数売買法を学んだ私の教え子からのメッセージを紹介しよう。
我々は、無意識のうちに人間の容姿やその顔立ちの良さを、フィボナッチ率をベースに判断している。美人コンテストの判断基準としてフィボナッチが使われているわけではないが、どこか、整った形や物を決める基になっている。ガスタンクが3/8まで下がったところで、なぜか、そろそろ燃料切れを予測してスタンドを探すようになる。38.2と61.8と言う数値は日常生活の中でいろいろと関わりが深い。
トレーダーに限らず、人間がこのマジックナンバーを無意識の内に、行動パターンに組み入れているとすれば、次、トレーダーがどのような行動に出るか予測がつく。これが、先行指数として、フィボナッチ級数が機能する理由だ。
(ジョー・ディナポリ氏のサイトより)
「監修者まえがき」より
ジョーはフィボナッチ級数を用いて導き出したエリアで取引に出る。一般に知られているデイトレードのブレイクアウト手法ではなく、マーケットの押しや戻りで仕掛けていく売買手法がジョーのアプローチ。また、損切りポイントがマーケットに近く低リスクで取引をするタイプでもある。トレンドの定義にもジョー独自の考えが使われている。これらの貴重な情報を彼は惜しむことなく一般に公表してきた。また、そのスタンスは、この先も変わらないだろう。そのため、今では、フィボナッチトレーダーと名乗る多くのトレーダーがいる。しかし、元祖はジョー・ディナポリ! 彼のオリジナルワークを楽しんでください。 (→つづき)
著者紹介 ジョー・ディナポリ(Joe DiNapoli)
ジョー・ディナポリ氏は、市場でのトレード経験が25年以上に上るベテランのトレーダーである。また根気強い徹底した研究家、国際的に認められた講演者、広く称賛を浴びている著者でもある。ジョーの受けた公式の教育は、電気工学と経済学で、非公式に受けた教育は「バンカー」で身につけたものである。これは多くのコンピューターと通信機器に埋もれたトレーディングルームの別名で、この場所でジョーの初期の研究が始まった。徹底した研究から生まれたDMA、彼が特許を持つオシレータープレディクターの開発、特に価格軸に対するフィボナッチ級数の実際的でユニークな活用方法によって、ジョーは現代で最も探求心の強い専門家のひとり (→つづき)
目次
監修者まえがき
謝辞
書名について
まえがき
第1部 序論
第1章 トレーディング手法――裁量的トレード手法 vs 非裁量トレード手法とポジショントレード vs デイトレード
概説
リアリティチェックをしてみよう
非裁量的アプローチ
そうだったらいいのに……
現実は……
裁量的アプローチの場合は
そうだったらいいのに……
現実は……
経歴
いくつかの項目について詳しく説明しよう
1.ヒーローたち
2.システム障害
3.実習期間
裁量的トレード
まとめ
裁量的トレードテクニックの特徴
非裁量的トレードテクニックの特徴
非裁量的トレードと裁量的トレードの特徴
ポジショントレード vs デイトレード
デイトレードの短所
デイトレードの長所
別の方法
第2章 必要条件、基本原則、そして定義
必要条件
基本原則と定義
トレンド
方向
値動き
フェイラー
先行指標
遅行指標
論理的収益目標
時間枠
確認されたものと未確認のもの
間違い
うまいトレード
トレード計画
まとめ
第3章 成功するトレーディングアプローチの不可欠な要素
1.マネーマネジメントと自己管理
2.市場の機能
3.トレンドと方向性の分析
4.買われ過ぎ・売られ過ぎの評価
5.仕掛けのテクニック(先行指標)
6.手仕舞いのテクニック(先行指標)
重要点
第2部コンテクスト
第4章 トレンド分析――DMA(ずらした移動平均)
概説
DMA(ずらした移動平均)
よくある質問
より高度なコメント
第5章 トレンド分析――MACD・ストキャスティックのコンビネーション
概説
プログラムとプログラマー、そしてプロブレム
それでは本物のストキャスティックスさん、どうぞお立ちください
レーン(ロウ)ストキャスティックス
ファストストキャスティックス
スロー(優先)ストキャスティックス
修正移動平均(MAV)
修正ストキャスティックス
ザ・ストキャスティックス
優先ストキャスティックス
市場配列バーチャートと時間配列バーチャート
データサンプル
プログラマーとアップグレード
ザ・ストキャスティックスを使う
MACD(DEMA)・ストキャスティックのコンビネーション
よくある質問
まとめ
第6章 方向性指標――高確率の取引シグナルを得る9種のパワーパターン
概説
売りの「ダブルリペネトレーション・シグナル」または「ダブルレポ」
注目すべき重要なポイント
よくある質問
市場例
「ダブルレポ・フェイラー」
よくある質問
「シングルペネトレーション」または「ブレッド・アンド・バター」シグナル
パターンフェイラー
「ヘッド・アンド・ショルダーズ・フェイラ―」
「トライアングルブレイクアウト・フェイラー」または「ウップス」
「人気の後退」または「強欲者の歓喜」
「線路」
そこで、どうトレードするのか?
「ルック・アライクス(そっくりさん)」
「ストレッチ」
「ブィブスクワット」
「ブィブスクワット」のフイルタリング
よくある質問
第7章 買われ過ぎ・売られ過ぎオシレーター――何が有効で、何が有効でないか、それはなぜなのか
概説
ストキャスティックス
MACD
RSI
CCI
デトレンデッドオシレーター
デトレンデッドオシレーターの活用
戦略1
戦略2
ボラティリティブレイクアウト
戦略3
戦略4
注目すべき重要なポイント
戦略5
オシレータープレディクター
まとめ
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第3部 ディナポリレベル
第8章 フィボナッチ分析、基本
概説
歴史
由来
指針
2つの主要な比率である0.382と0.618を利用した基本的な押し・戻り分析
3つの主要な拡張比率である0.618、1.0、1.618を利用した基本的なフィボナッチの拡張分析
よくある質問
第9章 ディナポリレベル
序論と注意
エリオット波動理論
ディナポリレベル
定義
マーケットスイング
リアクションナンバーまたはポイント
フォーカスナンバー
フィブノードまたはノード
目標ポイント
コンフルエンス
リネッジマーキング
理論的利益目標
アグリーメント
フィブシリーズ
ディナポリレベルあるいはD-レベル
実例
重要な注意事項
精密レシオコンパス
第10章 ディナポリレベル――複数のフォーカスナンバーとマーケットスイング
複数のマーケットスイング
より高度なコメント
より多くのフォーカスナンバー
フォーカスナンバーに対する時間枠の影響
レス・イズ・モア(少ないほうが多い)
フィブシリーズの剪定
第11章 ディナポリレベルによるトレーディング
概説
時間枠の移行
理想的なトレード例
より高度なコメント
D-レベルの拡張分析とLPO
逆指値設定に関する補足
プレゼンテーション
フィブノードのプリントアウト
ダウの例
フィブノードの目標のプリントアウト
Tボンドのつなぎ足チャートでのアグリーメント
隠れたD-レベル
より高度なコメント
フィボナッチ分析を使った相場動向の定義
第12章 総合練習――基本例
シナリオ1
シナリオ2
より高度なコメント
現実に戻ろう
よくある質問
第13章フィボナッチ戦術
概説
ボンサイ――仕掛けと逆指値を置くテクニック
ブッシュ――仕掛けと逆指値を置くテクニック
マインスイーパーA――仕掛けと逆指値を置くテクニック
可能性1
可能性2
可能性3
マインスイーパーB――仕掛けと逆指値を置くテクニック
0分足のS&Pによるポジション戦術
トレードの続き(チャート13.11)
ウォッシュ・アンド・リンス――自信を構築するもの
よくある質問
第14章 よくあるミスを防ぐために
概説
Tボンドの例
対象を広げてみよう
質問
第15章 追加の市場サンプル
大豆粕の長期トレード
概説
コンテクスト
トレードの開始
トレードの継続
重要な注意事項
より高度なコメント
間違いをしただろうか?
より簡単な収穫
短期のS&Pトレード
概説
トレンド
買われ過ぎ・売られ過ぎの分析
方向の分析
トレードの開始
トレードの心理
市場のメカニズム
より高度なコメント
質問
エピローグ
付録A〜J
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(ウィザードブックシリーズ 80)
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