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悩めるトレーダーのためのメンタルコーチ術ベテラン度:
★★☆
ブレット・N・スティーンバーガー,
塩野未佳パンローリング 四六判 744頁 2010年7月発売 本体 3,800円 税込 4,180円 国内送料無料です。 この商品は 本日 発送できる予定です。 (発送可能時期について)
読者のご意見 | 目次 自分で不安や迷いを解決するための101のレッスン自分も知らない内なる能力をセルフコーチで引き出す!不安や迷いは自分で解決できる! トレーダーはだれでも企業家である。創業間もない企業が創業者の力量に頼らざるを得ないのと同様、マーケットでのキャリアもそのトレーダーだけが持っている資産、すなわち性格をはじめとした個人的資質と当初資金に大きく依存する。自身もアグレッシブなトレーダーであり、ヘッジファンドやプロップファーム(自己売買取引の専門業者)、投資銀行のトレーダーたちの指導にも当たっている著者のブレット・スティーンバーガーは、トレーダーが生まれつき持っている個人の資質、つまり生涯にわたって配当を払ってくれることになる自分自身について理解するのを長年にわたって支援してきた。本書では、読者のトレードの目標だけでなく、人生の目標にも焦点を合わせ、自分のトレード心理をコントロールするのに役立つ手段をあらゆる角度から示してくれている。 本書は101のレッスンを収録しているが、どれも同じ形式で、数ページ程度にまとめており、トレーダーが直面する日々の難題や悩み、その難題や悩みに立ち向かい解決するための方法、そしてその方法を実践するためには具体的に何をどうすればいいかなどの提案を盛り込んでいる。レッスンでは、精神力動療法、認知療法、行動療法といった短期療法の手法を用い、問題ある行動パターンを確信の持てる新たな行動パターンに変えていくときの具体的な指示を含め、トレード心理学やトレードの成績に関する幅広い話題を取り上げている。各章はそれぞれ独立しているので、最初から順番に読んでも構わないし、そのときどきのトレードに最も適したレッスンやそのときに抱え込んでしまった悩みを目次から探し出して読んでも構わない。また本書では、インターネット上に成績を公表している18人の成功したプロのトレーダーのセルフコーチングに関する見識あふれる見解も紹介している。 本書の狙いは皆さんが自分のトレードのセルフコーチになるのをお手伝いすることだが、それはひいては皆さんが自分の人生のセルフコーチになるのをお手伝いすることでもある。トレードするとき、つまりリスクと向き合いながらリターンを追求するときに直面する難問や不確実性や悩みや不安は、トレードというビジネス以外の職場でも夫婦・親子・恋人関係でも、同じように直面するものである。本書では、読者自身も知らない、無限の可能性を秘めた潜在能力を最大限に引き出すとともに、それを十二分に発揮するための道筋を示し、明日から適用できる実用的な見識や手段をさまざなま角度から紹介している。
「レッスン101 自分の道を見つける」より自分の強みが人生の進路を決めてくれる。自分の一番得意なことは何かを知ることだ。自分の強みを強化しよう。自分への働き掛けを絶対にやめないこと。向上心を失わないこと。ときには計画をひっくり返し、まったく新しい課題に取り組んでみよう。偉大さの敵は悪ではなく、平凡である。平凡に甘んじてはならない。画家や美術の教師になって、自分の人生から芸術作品を創作する必要はないが、もしトレードが自分の進む道なら、先人たちが残してくれたものから学ぶことである。皆さんへの最後の課題は、本書の各章でご紹介したリソースを理解し、吸収し、自分のものにしたら、セルフコーチングの一番の支えになりそうなものを選ぶことである。きっと皆さんの人生の作品を描く絵の具と筆になってくれるだろう。
本書への賛辞「素晴らしい本だ! 文章も分かりやすく、未熟なトレーダーや経験豊富なトレーダーをセルフコーチングの手法で導くユニークな内容で、やる気を高めてくれる。これはスティーンバーガー博士の最高傑作であり、トレーダーの書斎にはぜひとも置いておきたい1冊だ。友人たちにも本書を推薦する」――レイ・バロス(レイ・バロス・トレーディンググループCEO)「スティーンバーガー氏はトレーダーが困難を切り抜けるのを長年支援してきた。分かりやすく書かれた本書は、マーケットで大成功を収めたいと願うトレーダーの必読書だ」――チャールズ・K・カーク(ザ・カーク・レポート)
著者紹介ブレット・N・スティーンバーガー(Brett N. Steenbarger)ニューヨーク州シラキュースにあるSUNYアップステート医科大学で精神医学と行動科学を教える准教授。自らもアグレッシブなトレーダーであり、「トレーダーフィード(TraderFeed)」という人気ブログを執筆している。ヘッジファンド、プロップファーム(自己売買取引の専門業者)、投資銀行のトレーダーの指導も行っている。また、『トレーダーの精神分析――自分を理解し、自分だけのエッジを見つけた者だけが成功できる』(パンローリング)、『精神科医が見た投資心理学』(晃洋書房)の著者でもある。デューク大学で理学士号を、カンザス大学で臨床心理学の博士号を修得。トレーダーやマーケットの心理に関するブログも執筆している。 目次
まえがき/ブレット・スティーンバーガーこれまでにも『トレーダーの精神分析 自分を理解し、自分だけのエッジを見つけた者だけが成功できる』(パンローリング)と『精神科医が見た投資心理学』(晃洋書房)を執筆し、ブログ「トレーダーフィード(TraderFeed)」(http://www.traderfeed.blogspot.com/)を1800回以上も更新しており、トレード心理についてはずいぶんと取り上げてきた。そこで、前著『トレーダーの精神分析』の上梓から二年がたった今、もう一度電子媒体から紙媒体の執筆へと舵を切り、コーチングの「プロセス」を中心にトレード心理三部作を完結させようと考えたのである。本書を執筆するきっかけとなったのは二つの現実だ。ひとつは、「トレーダーフィード」へのアクセスパターンを調べた結果、多くの読者(全読者の約三分の一)が取引時間中かマーケットが開く直前にアクセスしているのが分かったこと。大半の記事は個別のトレードに関する助言ではなく、どちらかというと心理学やトレードのパフォーマンスといったトピック、日中の任意の時間帯に関係のあるトピックが多いことを考えると、これは興味深い結果で... (全文を読む)
はじめに需要と供給とかトレードのパターン、資産運用の話から始めるつもりはない。まずは皆さん自身のこと、そして皆さんが人生から何を得たいかという話から始めたい。この流れで言うと、トレードというのは金融商品の売買やヘッジ以上のもの、つまり自己に打ち勝ち、成長するための手段なのである。自称であれ公称であれ、トレーダーはだれしも企業家である。自らトレードを始め、マーケットで競い合う。資本を維持しつつも、機会を見つけてはそれを追求する。また、自分の腕を磨き、規模を拡大し、計算済みのリスクを取る。企業家として、まずは自分がマーケットに価値をもたらすのだという前提でトレードを始めるわけだが、避けて通れない失望や挫折、長い月日、限られた資源、リスクや不確実性を目の当たりにすると、そんな楽観論を維持するのは難しいかもしれない。自分のビジョンなど棚上げし、理想を演じるための日々の努力など忘れてしまったほうがはるかに楽である... (全文を読む) (ウィザードブックシリーズ168) 読者のご意見トレードを行う上でのメンタル面の成長と、その訓練をする過程が、人生そのものの向上および自分自身を知ることの術を身につけることに役立つ一冊なのだと感じました。 ...もっと見るそのほかのお薦め
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