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「株で200万ドル儲けたボックス理論」の原理原則ベテラン度:
★★☆
ニコラス・ダーバス,
山口雅裕,
長岡半太郎パンローリング 四六判 206頁 2019年11月発売 本体 1,500円 税込 1,650円 国内送料無料です。 この商品は 明日 発送できる予定です。 (発送可能時期について)
副題:いつ買い、いつ売るかを教えてくれるダーカード読者のご意見 儲けるコツは「市場と距離を置くこと」と見つけたり! 毎日、マーケットを見ないでも利益を上げる方法がある 賢者の石・ダーカード これから投資を始めよう、またはうまく次のステージに進めない投資家に贈る基本書 驚異的なロングセラーである『私は株で200万ドルを儲けた』(パンローリング)の著者であるニコラス・ダーバスは、ボックス理論をさらに進化させ、株式相場をチャートで表すための画期的な方法を考案した。それをダーカードと名付け、だれにでも使いやすくて携帯でき、これまでの方法にはない極めて重要な要素を持つカードである。このダーカードは、相場に関して一切の解釈を必要としない。株式市場の賢者の石であるダーカードはデータを純粋に利益に変えることができるものである。混乱を招く株価の変動を排除し、利益を得るための重要なトレンドと売買ポイントを示してくれるのだ。 ダーカードはニコラス・ダーバスのトレード手法を簡潔かつ視覚的に表したものである。毎日の終値と照らし合わせるための実用的なツールで、ポケットに入れて持ち歩ける。ハガキほどの大きさのこのカードには、売買すべきかどうかや、保有し続けるべきかを決めるのに必要なすべての情報が含まれている。 ダーバスはダーカードの使い方だけでなく、いつ買うべきなのか、何を注視すればよいのか、勝率を高めるための5つの方法、売り時をどうやって知るのか、いつまで保有してよいのか、保有株の入れ替えの落とし穴とは何か、行動を起こす前に何を探すべきなのかについて、明快で分かりやすく説明している。 また、本書はダーバスが開発した画期的なダーカード使用法にとどまらず、トレード初心者にはマーケットに向き合う基本を伝授してくれ、次のステージに進めないで悩んでいるトレーダーにはブレイクスルーをもたらすヒントが満載されている。 本書はまさに永遠に読み継がれるべき相場の基本書であり、教科書であり、奥義書である! 著者紹介ニコラス・ダーバス(Nicolas Darvas)ショービジネスの世界で最もギャラの高いペアダンサーの1人。幾多の苦労の末、マーケットの上昇や下落に関係なく機能するボックス理論を構築し、株式市場で200万ドル以上の利益を上げて資産家になった伝説の人物。著書に『私は株で200万ドル儲けた』『金融市場はカジノ』(パンローリング)などがある。 目次監修者まえがき第1部 魔法のダーカード 第2部 自分のルールを確立し、それを守る 第3部 ポートフォリオの構築法 付録――私の投資理論 ■立ち読みコーナー(本テキストは再校時のものです) 監修者まえがき本書は、伝説の相場師ニコラス・ダーバスの著した“You Can Still Make It In The Market”の邦訳である。ダーバスの著書としては『私は株で200万ドル儲けた』(パンローリング)があまりに有名であるが、本書もそれに負けず劣らず素晴らしい相場書に仕上がっている。私のようなダーバスのファンだけではなく多くの投資家がこれを興味深く読まれることと思う。ここで両者の違いを解説しておくと、前著が、ダーバスの投資家としての成長の軌跡を振り返りながら、ボックス理論に代表される彼独自の投資戦略の解説したものであったのに対し、本書はすでに成功した投資家としての視点から、経糸(たていと)としてボックス理論の実践に使う「ダーカード」の考案過程と利用法を示したことに加え、緯糸(よこいと)にほかの投資家の銘柄選択や行動をダーバスが調査分析した経験を配置したものである。私個人はダーバスがほかの投資家たちにインタビュー調査を行うくだりを大変面白く読んだ。 この意思決定のための支援ツールである「ダーカード」については、現代の情報過多の投資環境においては、あまりにシンプルすぎて物足りなく感じる方もおられるかもしれない。しかし、流通している投資関連情報のほとんどは単なるノイズか、あるいは何らかの意図があって流布されたものである。堅牢で一貫した投資においては、今も昔も参照すべき情報は一枚のカードに図示できるくらいの量でちょうど良いのではないか。(続きを読む) 第10章 待って、待って、その機会が訪れるまでじっと待つヒューストン・オイル・アンド・ミネラルズは一九七四年九月から一一月までのわずか二カ月で、およそ一一ドルから三二・五ドルへとほぼ三倍になったあと、動かなくなった。私はヒューズ・ツールのトレードで最悪の事態に陥っていた一方で、ヒューストン・オイルが劇的な急上昇する前に小休止をしているのか、それともお楽しみはもう終わっていて、私は機会を逃したのかを注意深く見守っていた。ヒューズ・ツールで教訓を学んだので、私は二度と愚かなまねはしないと決心していた。今回は忍耐強く、用心深く、慎重に自分の手法に厳密に従い、早まったことをしないと誓っていた。しかし、ヒューストン・オイルも同じだった。株価は来る月も来る月もじっとして動かなかった。この株は私の意図を分かっていて、私と張り合おうと決めているかのようだった。一九七四年は最後まで冷たい視線を向け合うだけで、どちらも相手が先に動くのを待っていた。ヒューストン・オイルと私はまるで無法者と保安官のように大通りの両側で向かい合い、どちらもコルト45を相手が先に抜いたらすぐに撃とうと身構えているかのようだった。高値は三二・五ドルで、私はそこをかなり超えるまで動かないと決めていた。(続きを読む) (ウィザードブックシリーズ289) そのほかのお薦め
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