本書は、テクニカル分析のツールを使って売買のより良いタイミングを見つけ、トレードのパフォーマンスを全体的に改善する方法を60年以上にわたってトレーダーや投資家に伝えてきた。1962年に発行された初版は、当時テクニカル分析の理論と使い方を平易な言葉で説明した最初の本として熱狂的に迎えられ、現在でもトレーダーのスキルや経験と関係なく、マーケット関係者必携の1冊になっている。
今回の復刻版は、当時のトレードに関するさまざまなヒントや洞察やチャートがそのまま再現されたもので、次のようなこととともに、普遍の真理に裏付けられたテクニカル分析の基礎が今でも有用であることが確認できる。
本書はテクニカル分析の王道と言ってよく、非常に明快で分かりやすい。本書を読めば、株式やFXや先物市場でチャートを見る目が一新され、日々のトレードや投資でテクニカル指標を使って、どんな状況や局面での売買でもベストプライスを見つけるための必要かつ有益な武器になるだろう。
「あなたが『長期投資家』『バイ・アンド・ホルダー』と自認していたとしても、市場分析においてチャートがいかに役立つかについて無知であることは許されない。チャートは短中期のトレーダーだけのものではなく、長期投資家であっても、最低限、本書で図解・説明されているパターンを認識しておけば、必ずさらなる利益を得ることができるだろう」――ポール・チャーニー(スタンダード・アンド・プアーズ社のチーフマーケットアナリスト)
目次
監修者まえがき
謝辞
まえがき
第1章 投資家のためのツール
第2章 トレンド
第3章 支持線と抵抗線
第4章 ヘッド・アンド・ショルダーズ
第5章 ダブルトップとダブルボトム
第6章 ラインとソーサー
第7章 V字トップとV字ボトム
第8章 メジャードムーブ
第9章 コイル(トライアングル)
第10章 継続パターン
第11章 リバーサルデイ、ギャップ、アイランドリバーサル
第12章 トラップ
第13章 市場平均
第14章 そのほかの指標
第15章 200日移動平均線
第16章 利益
第17章 落とし穴と恩恵
監修者まえがき
本書はいわゆるテクニカル分析について解説している。テクニカル分析についてはさまざまな評価があって、古典的なテクニカル分析についてはすでに歴史的な役割を終えたとみる見方も成り立つだろう。だが、確かにチャートそのものには株価の未来に対する予測力はないが、少なくとも株価の軌跡は事実の1つである。私がこれを強調するのは、株式投資において、事実ではなく妄想やデマに基づいて判断や行動を起こす人があまりにも多いからである(ほとんどの人がそうかもしれない)。
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まえがき
チャートは、市場が考えていることについて独自の洞察を与えてくれる。会社のファンダメンタルズはたいてい素晴らしく見えるが、株価や出来高の動きには機関投資家が着々と撤退していっていることを示すどんなヒントが隠れているのだろうか。本書は、雪上の足跡を探して、「永遠にバイ・アンド・ホールド」するという間違いを減らすための実績がある観察方法を紹介していく。
株価と出来高の動きをテクニカル的に評価することは、市場で資金をリスクにさらすならば、必須のツールとなる。本書の初版は1962年に刊行されたが、それ以来、時の試練に耐えてきた。(続きを読む)
(ウィザードブックシリーズ330)
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マーケットのテクニカル分析
ベテラン度:
★★★
ジョン・J・マーフィー/長尾慎太郎/田村英基 パンローリング
A5判 上製本 638頁 2017年11月発売
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