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高勝率トレード学入門 ギャンブル的要素を排除し、着実に利益を上げる
マーセル・リンク,
長尾慎太郎,
鈴木敏昭
パンローリング
A5判 398頁 2022年12月発売
本体 3,800円 税込 4,180円
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読者の声
ロングセラー
「高勝率トレード」シリーズ
驚異の累計3万部突破!
※本書は2013年4月に発売された『続高勝率トレード学のススメ―自分に合ったプランを作り上げることこそが成功への第一歩』のタイトルを変えた新装版です。
自分に合ったプランを作り上げることこそが成功への第一歩
万人向けの出来合いのトレードプランなどあり得ない
自分流のスタイルを見つけよう!
トレードはギャンブルではない!
トレードをギャンブル以外の何物でもないと思う人が少なくない。また、そう感じているトレーダーも多い。しかし、毎年、毎月と連続してトレードで利益を上げるトレーダーがいるのも事実だ。どんな方法を使っているのか? それは、トレードからギャンブル要素を除く方法を身につけたのだ。それは、「自分に合うように考え抜いて作成されたプランを使ってトレードすることで達成される」とマーセル・リンクは言う。リンクは本書のなかで、トレードのあらゆる側面――トレード機会の発見、タイミング、ポジションサイズの決定、手仕舞いの時期、リスクの調整方法など――を改善し、ギャンブル的な要素にほとんど頼らない確かなゲームプランを作成し実行する方法を示している。
リンクは、大成功を収めた前書『高勝率トレード学のススメ』(パンローリング)で初めて明らかにした戦略をもとに、市場で勝つ決め手は、計画を立て、一定の状況への対応策を前もって用意しておくことだと述べている。これこそがまさにゲームプランの役目なのだ。トレードでは単純に買ったり売ったりするのではなく、いつ、なぜそうするかを知ることが肝心だ。リンクは理解しやすい簡明な表現でゲームプランのメリットを説明している。そして最高のトレードを選び出し、トレードを監視し続けて手仕舞いし、過剰トレードを避け、集中力を維持して資金に見合ったトレードを手掛け、市場の動きに備え、最終的に売買からギャンブル要素をなくすためにプランがどんな点で役立つかを示している。
リンクは、20年のトレード経験のなかから数多くの具体例を挙げている。そこには成功したトレードだけでなく失敗も含まれ、あなたはその失敗から学び、その過程でトレードの腕前を磨くことができるだろう。
リンクが強調するように、本書は怠け者のトレーダーには向いていない。ここにはすぐに金持ちになれる方法などは書かれていないが、どのように賢く熱心に努力すれば利益を増やせるかを学べるはずだ。本書を読めば、トレードという困難な営みで人の先を行く力が間違いなく身につくだろう。
トレーダーとして成功するための実践的で分かりやすい計画
トレーダーは成功のチャンスをものにしたいと思ったら、十分に練り上げられ、自分にあったプランが必要になる。そこには、仕掛けや手仕舞いの時期、資金管理の原則、プレッシャーを受けても一貫して決めたとおりに実行する規律が必要である。
マーセル・リンクは本書のなかで、成功に導くゲームプランの作成と実行方法を示すことによって、読者がトレーダーとして進歩するのを後押しする。本書では、市場が終了したあとにどんなことを検討・決定して翌日のトレードに備えたらいいか、利益を増大させるにはどのように仕掛け・手仕舞い戦略を定めたらいいかが詳しく説明されている。またトレーダーが市場の動きやそれへの対応方法についてのシナリオを作成すべき理由も検討されている。
本書を手引きにすれば、適切なトレードの実行に何が必要かがたちどころに明らかになり、その実行過程で資金管理やトレードのルール、ポジション管理がいかに重要な役割を果たしているかが学べるだろう。
■著者紹介
マーセル・リンク(Marcel Link)
1988年からトレードに従事。始めたばかりのころS&P株価指数オプションで当時の彼としては巨額の600ドルを失った。それ以後、成績は向上した。過去20年間ニューヨーク金融取引所やニューヨーク綿花取引所のフロアで先物をトレードし、商品先物ブローカー会社(リンク・フューチャーズ)を創始者であり、コモディティ・プール・オペレーターを務め、大手デイトレード会社数社で株式のデイトレードを担当した。現在は独立のトレーダーとして大半の株価指数先物を手掛けている。コンサルティングにも応じ、2008年からセミナーにも力を入れている(http://www.marcellink.com/)。
■目次
監修者まえがき
謝辞
はじめに
第1章 だれにも計画が必要
すっぽ抜けカーブ
悪いトレーダーの例
計画を練り上げた良いトレーダーの例
トレードプランとゲームプラン
本書に関する注意事項
第2章 トレードプラン
トレードプランとは
単純なトレードプラン
なぜトレードプランが必要か?
トレーダーのビジネスプラン
トレードプランの作成
トレードプランの詳細
まとめ
第3章 ゲームプラン
万全の準備
ゲームプランの必要性
ゲームプランの基本
自分自身を知る
シナリオの作成
計画の活用
まとめ
第4章 自分自身を知る
さまざまなタイプのトレーダー
自分の本質を見極める
自分のスタイルを知るのが大事
市場に対する2つの見方
まとめ
第5章 トレード戦略
トレード戦略
自分のスタイルに合った戦略
テクニカル戦略
システムの構築
意固地にならないこと
戦略が必要な理由
戦略の中身
仕掛け
手仕舞い
時間枠と保有期間
自分のトレード戦略を堅持
まとめ
第6章 市場に精通する
市場の多様性
トレード対象に精通する
真のリスクとは?
時間枠とチャート利用
だれが市場を動かすか
相関を知る
大局の把握
まとめ
第7章 大引け後
見直しの大切さ
保有中のポジション
明日について考える
完了取引
明日の準備
計画と戦略の見直し
まとめ
第8章 市場が開く前に
トレーダーの独自性
材料の入手
市場に精通する
海外市場に注目
市場の寄り付き
調整の実行
一晩のうちに大きな動きがあったか
有望なトレードの可能性を探る
シナリオの作成
サイズの調整
当日のゲームプランの作成
まとめ
第9章 シナリオの作成
市場に精通する――再説
大局の把握
シナリオの精密化
取引終了時
再び保有中のポジションの監視について
ポジションの構築後
デイトレーダー
材料に関するシナリオ作成
保有中のポジションがある場合に考慮すべき一般的事項
まとめ
第10章 トレードからギャンブル要素をなくす
優秀なトレーダーも損することがある
トレードの2つの部分
同じ市場での2つの異なった見方
買いの仕掛け――2008年1月7日
売りの仕掛け
適切な機会を待つ
リスク・リワード・レシオの測定
確率を有利にする方法
まとめ
第11章 仕掛け
機会の発見
トレードの計画
仕掛けのシナリオの作成
市場を後追いするのは危険
トレードのタイミング
長期的パターンの確認
リスクを知る
トレードの規模の判断
まとめ
第12章 手仕舞い
手仕舞い戦略をあらかじめ確立する
損失を限定して利益を伸ばす
ゲームプランにおけるストップの使用
リスクの計画
セットアップ
ギャップのトレード
別のトレード
大荒れの日
手仕舞いの方法
中間領域
まとめ
第13章 点検と管理
トレードの仕掛け後
翌日に向けて
トレードの点検
日記を付ける
まとめ
第14章 過剰トレードの防止
計画が必要な理由
いつもポジションを保有している必要はない
過大なポジションをとらない
過剰なポジションをトレードしているときのゲームプランの効用
リスク管理の限度を守る
まとめ
第15章 資金管理
リスクを軽視してはならない
もうひとつのギャンブルの例え話
資金管理の基本
トレードプランへの資金管理計画の組み入れ
ゲームへの資金管理計画の組み入れ
保有中のポジションのための資金管理手順の確立
まとめ
第16章 トレードルール
トレードルール
ルールに基づくトレードプランの実行
私のトレードルール
資金管理ルールの適用
仕掛けのルールの適用
手仕舞いのルールの適用
規律の適用
よく使われる25のルール
まとめ
第17章 集中と規律
トレードへの集中の維持
注意散漫
ゲームプランの作成を容易にする日課の確立
プランの順守
集中の維持が難しいときにそれを可能にする方法
規律の精神面
自分を注視する
取引終了後のリラックス
まとめ
第18章 勝つ方法を学ぶ
クローゼットを大掃除する
損失を他人のせいにしない
損失ではなく経費と考える
自己破壊的な行動
失敗から学ぶ
トレード、トレード、トレード
感情を抑える
損失は過去の話
トレードの選択よりも資金管理が大事
自分にごほうび
貴重な資金を保全する
撤退水準を決めておく
早めに飛び込んだり、遅すぎる仕掛け
大きな勝ちトレードを負けに変えない
ルールのリストを作る
自分のスタイルでトレードする
実証済みの戦略を使う
チップはバーテンにやるもの
トレード対象についてできるだけ詳しく知る
学び続ける
本から学ぶ
計画に従ってトレードする
自分の考えを書く
最後のまとめ
■監修者まえがき
本書はマーセル・リンクの著した“Trading without Gambling”の邦訳である。リンクの著書としてはすでに『高勝率トレード学のススメ』(パンローリング)があり、日本の読者にも好評を得ているので、この7年ぶりの訳書を楽しみにしていた方も多いと思う。その期待に違わず、本書は前作と同じく誠実で愉快な教科書であると共に、さらに充実した内容となっている。
ところで、本書は広義のシステムトレードを扱っているが、一般にシステムトレード戦略とは何だろう? 一部で喧伝されているような「恣意性を介在させないメカニカルなトレード手法」のことだろうか? いや、まったくそうではない。本書にもあるように、トレードに感情や裁量を交えてトレードを行ったとしても、そのシステム(系)がいくつかの要素で構成され、入力が出力に対して(あるいは互いに)影響を及ぼすような関係になっていれば、それはトレードシステムである。(続きを読む)
■はじめに
ギャンブル要素のないトレーディング
読者が最初の著書からすべてを吸収し、それをフィルターにかけて余分なものを取り除いたとすれば、すべての精髄としてひとつの基本概念が残る。もちろんそれは、トレードに使うトレードプランとゲームプランを作成して、それに従うことの重要性だ。このことはトレードで成功するための鍵であると考えられる。本書ではこの考え方を取り上げ、さらに詳しく述べる。
トレードをギャンブルとみなしている人は多い。たしかにリスクはある。だが堅実なゲームプランと規律を備え、万全の準備を整えたトレーダーは、プロのギャンブラーと同様、ギャンブル要素のないトレードができるようになる。(続きを読む)
(ウィザードブック339)
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