アルゼンチン経済の大崩壊crashing downは、日本の明日の姿だ。欧米のエコノミストも、日本の金融関係者たちも、みなそう思っている。残念ながら、この私もそのひとりだ。というのも、私は、次々と内外の関係者を取材し、その誰もが日本経済の未来について有効な処方箋を持っていないことを知ったからだ。とくに、前FRB議長ポール・ボルカー氏Paul Volckerの次のような見方には衝撃を覚えた。「日本が現在置かれている状況は、これまでの経済学economicsの教科書にはないものです。先進国といわれる国でこのような状態に陥った国は、歴史上例がありません。とはいえ、日本が抱えている問題は経済問題ではなく、政治問題なのです」つまり、日本はいま全知全能を傾けて、独力でこの危機を脱出するしかない。
B・フルフォード [Benjamin Fulford]
米経済誌『フォーブス』東京支局長。1961年カナダ生まれ。上智大学比較文学科をへて。カナダ、ブリティッシュ・コロンビア大学を卒業後、日本でジャーナリスト活動に入る。米紙の東京特派員を経て、現職。現在、夕刊紙で「日本の危機」というコラムを連載中。
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