マーフィーの古典的名著『テクニカル・アナリシス・オブ・ザ・フューチャーズ・マーケット』の内容を現代に合わせて一新した『マーケットのテクニカル分析』は、旧版の重要な内容をより分かりやすくし、そして現代に合わせて更新しただけでなく、新たな内容や知見も加えている。また、旧版は先物市場に特化したものだったが、『マーケットのテクニカル分析』は先物はもちろん、株式や株価指数先物やFXなども取り上げ、金融市場全般に対するテクニカル分析の教科書になっている。
そのテクニカル分析のバイブルとも言うべきマーフィーの『マーケットのテクニカル分析』を完全理解し、征服するために作られたのが本書である。本書を使えば、『マーケットのテクニカル分析』を最大限活用することができるようになり、また、よりテクニカル分析への理解も深まり、新たな発見もあるだろう。
本書の目的は、テクニカル分析に関連した膨大な内容に精通しているのか、あるいはどの程度理解しているのかをテストし、それによってテクニカル分析の知識を確かなものにすることである。本書は、読みやすく、段階的にレベルアップするように作られているため、本書の問題を解くことによって、読者のテクニカル分析への理解度の高低が明確になる。そうすることによって、マーフィーが『マーケットのテクニカル分析』で明らかにした多くの情報・知識・成果を実際のマーケットで適用できるようになり、テクニカル分析の神髄と奥義を読者の血と肉にすることができるだろう!
本書の使い方
レッスン1 テクニカル分析とダウ理論読書課題目標 オリエンテーション 重要な用語 チャレンジ問題 問題 選択問題 解答と解説 問題の解答 選択問題の解答 レッスン2 チャートの仕組み読書課題目標 オリエンテーション 重要な用語 チャレンジ問題 問題 選択問題 解答と解説 問題の解答 選択問題の解答 レッスン3 トレンドの基本概念読書課題目標 オリエンテーション 重要な用語 チャレンジ問題 問題 選択問題 解答と解説 問題の解答 選択問題の解答 レッスン4 主要な反転パターンと継続パターン読書課題目標 オリエンテーション 重要な用語 チャレンジ問題 問題 穴埋め問題 選択問題 解答と解説 問題の解答 穴埋め問題の解答 選択問題の解答 レッスン5 出来高と取組高読書課題目標 オリエンテーション 重要な用語 チャレンジ問題 問題 穴埋め問題 選択問題 解答と解説 問題の解答 穴埋め問題の解答 選択問題の解答 |
レッスン6 長期チャート読書課題目標 オリエンテーション 中間評価 重要な用語 中間テスト 問題 穴埋め問題 選択問題 中間テストの解答と解説 問題の解答 穴埋め問題の解答 選択問題の解答 レッスン7 移動平均読書課題目標 オリエンテーション 重要な用語 チャレンジ問題 問題 穴埋め問題 選択問題 解答と解説 問題の解答 穴埋め問題の解答 選択問題の解答 レッスン8 オシレーターとコントラリーオピニオン読書課題目標 オリエンテーション 重要な用語 チャレンジ問題 問題 穴埋め問題 選択問題 解答と解説 問題の解答 穴埋め問題の解答 選択問題の解答 レッスン9 ポイント・アンド・フィギュアとローソク足読書課題目標 オリエンテーション 重要な用語 チャレンジ問題 問題 穴埋め問題 選択問題 解答と解説 問題の解答 穴埋め問題の解答 選択問題の解答 最終テスト9 |
本書は、ジョン・J・マーフィー著『マーケットのテクニカル分析』(パンローリング)とともに用いることが意図されている。
本書の目的は、テクニカル分析に関連した膨大な知識の理解度をテストし、その知識を定着させることにある。
本書の使い方は簡単なもので、利用者の時間を有効に活用できるようになっている。以下の手順に従って利用することをお勧めする。
●本書を読み進む前に、本書のレッスン1を読んでみよう。そこには「読書課題」が載っている。最初のレッスンには、『マーケットのテクニカル分析』の第1章と第2章が割り当てられている。また、『マーケットのテクニカル分析』を読み解くうえで、合わせるべき焦点とその方向性を与えてくれる「目標」と「オリエンテーション」も載せている。さらに、重要な用語リストもある。各用語の隣には、その定義や意味が『マーケットのテクニカル分析』のどのページにあるかも掲載している。これらの用語には特に注意を払ってほしい。
●次に、そのレッスンが課題としている『マーケットのテクニカル分析』の章を読む。読むときは、目標と重要な用語を意識して読んでほしい。『マーケットのテクニカル分析』の質問に答えてみる。重要と感じたところには、ためらわず下線を引いたり、余白に書き込んだりしよう。
●その次に、レッスンの「練習問題」に取り組んでみよう。そこでは、問題や選択問題、穴埋め問題が用意されている。これらの問題は、できるかぎり『マーケットのテクニカル分析』を閉じて解いてみよう。
●「答と解説」を読んで、自分の解答と比較してみよう。これらの試験を自己採点し、正解数を全問題数で割って100を掛ける。それが自分の正解率である。この正解率が65%を下回ったならば、もう一度、『マーケットのテクニカル分析』本文を熟読してみよう。
しかし、このようなことを行う目的は、自分に点数を付けることにあるのではなく、理解が弱い部分を特定することにある。このような目的のため、各解答には、参照となる『マーケットのテクニカル分析』のページ数となぜこの解答が正しいのかを説明する簡単な解説を付けている。『マーケットのテクニカル分析』の関連するセクションを再読することで、そのページの内容を再確認し、なぜその解答になるのかを必ず理解するようにしてほしい。
第1章と第2章に関するこれらの課程が終了すれば、レッスン2へと進んでほしい。
本書は、内容の正確さには最大限の注意を払って作成されている。しかし、内容の改善に関するご意見があれば喜んで承りたい。
ニューヨーク・インスティチュート・オブ・ファイナンス出版部
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