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ロレンツィオ・ダミール/長尾慎太郎/山下恵美子 プライスアクション短期売買法

プライスアクション短期売買法

ロレンツィオ・ダミール, 長尾慎太郎, 山下恵美子
パンローリング
A5判 160頁 2018年4月発売
本体 2,000円  税込 2,200円  国内送料無料です。
この商品は 11月25日に 発送できる予定です。 (発送可能時期について)
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読者のご意見

価値領域、コントロールプライス、超過価格を見極めろ!

値動きだけに注視せよ!
短期でやるか、長期でやるか、FXでやるか、株価指数でやるか!
成功への近道!
だれも考えつかなかったプライスアクションの奥義!

本書は金融市場のプライスアクション分析について書かれたものである。ほかではほとんど目にすることのない概念、アイデア、プライスアクションを使ったトレード手法が網羅されている。

本書に書かれたことは、FX、先物、株式、コモディティをはじめとするどんな市場にも応用できる。基本的な考えは、鍵となる供給と需要水準を見極めて、純粋なるプライスアクション、つまりチャート上での値動きだけを見てトレードするというものだ。本書に書かれた概念やトレード手法を学習すれば、仕掛けから手仕舞いまでが目に見えて改善するだろう。

価値領域、コントロールプライス、超過価格、移動する供給・需要水準といった今までだれも考えつかなった独創的な概念にも、本書に掲載された豊富なチャートと解説によってすぐに慣れるだろう。この地球上のどこにもないプライスアクショントレード戦略は、あなたのトレードに大きな付加価値を与えてくれることは請け合いだ。本書は、成功するトレーダーになるために労を惜しまない分析好きなトレーダーにとっては最高の贈り物になるだろう。

しかし、最後に一言。本書は、メカニカルトレードやトレードの意思決定をするのにインディケーターやオシレーターに頼るようなトレーダーには向かないことを申し添えておく。


■著者紹介

LaurentiuDamir(ロレンツィオ・ダミール)
生計のためにトレードを始めて数年がたつ専業トレーダー。約10年前にトレードに目覚め、今では完全にとりこになっている。自分自身は「プライスアクション・スイングトレーダー」だと自認している。2012年、FX市場のトレード戦略に関するeブックの刊行を思い立ち、それ以降、8冊出版。

■本書への賛辞(米アマゾンの読者のレビュー)

「プライスアクションのまったく新しい概念だ!」
「今まで読んだなかで最高のプライスアクション本」
「素晴らしい、そして実にシンプル」
「プライスアクションを理解するための最高の書籍」
「FXトレードのバイブルだ」
「絶対に読むべき」
「目からウロコだ」
「斬新な知見!」

■目次

監修者まえがき

第1章 はじめに
私が本書を書いたわけ
対象読者
本書を読まなければならないわけ
本書を読むとあなたのトレードはどう改善されるのか

第2章 価格の公正価値
公正価値領域とは何か
価値領域を見つけるためのガイドライン
出来高(取引量)
超過価格
コントロールプライス
主導的トレードと応答的トレード

第3章 移動する価値領域
大きな価値領域――市場を大局的に見る
価値領域の上の境界と下の境界と超過価格

第4章 トレードでの応用
リジェクト
フレームワーク
トレンドとトレンドの転換を見極める
支持線、抵抗線、拒否

第5章 これまでに学んだことをまとめてみよう
時間枠
ガイドライン
需要と供給の重要な水準
結びの言葉

著作権
免責条項


■監修者まえがき

本書は、専業の個人投資家で多くの著作があるロレンツィオ・ダミールによる“Price Action Breakdown : Exclusive Price Action Trading Approach to Financial Markets”の邦訳で、テク二カル分析の一種であるプライスアクションを用いたトレードの解説書である。典型的なテク二カル分析本では、多くの指標を列挙して網羅的な解説が行われるのが普通であり、それが往々にして全体的な整合性の破綻につながるのに対し、ここでは「価値領域」「コントロールプライス」といった独特の概念を用いて著者の世界観を伝えている。これらは従来からあるテク二カル分析の言葉でも記述が可能なものではあるが、焦点を絞った説明によってテク二カル分析の初心者にとっては理解しやすいものになっている。実際、テク二カル分析で知っておくべきこととしては、これで十分なのではないかと思われる。

ところで、プライスアクションに限らず、一般的なテク二カル分析はあくまで主観に基づいたモノの見方であり、一種の宗教のようなものである。これらは科学的な検証もできないし、同じ状況を分析しても人の数だけ異なった解釈があり得る(さらに驚くことに、同じテク二カルアナリストが同じ状況を分析しても、時が違えば、まったく異なった解説をすることもある)。例外は、『魔術師リンダ・ラリーの短期売買入門』(パンローリング)に見られるような、すべての売買ルールを完全に検証可能な形で提示する新種のテク二カル分析であるが、逆にそれらの出現以降は、旧来のテク二カル分析は投資・トレード技術の体系としての役目を完全に終えたと言える。

さて、これら歴史的な変化をもって、現代におけるテク二カル分析の存在意義を疑う人もなかにはいるかもしれないが、本書に見られるような主観的なテク二カル分析は、語り手が自身でも十分に自覚できていない暗黙知に類するものを何とか他者に伝えようとして呻吟しながら表出化しようとした結果生まれたものであり、そもそも多くの矛盾が避けられない。したがって、その優劣や正否を議論するのはあまり意味がない。

むしろ、トレードを行う多くの人々が何の指針や拠り所も持たず、精神的な安定を欠くことによって近視眼的な行動を繰り返すなかにあって、テク二カル分析は、少なくともその教義を信じる者にとってトレードにおける悩みを解決し安心や幸福をもたらす効果を持つ。(続きを読む)


■第1章 はじめに

私が本書を書いたわけ

今本書を手にしている読者は、私の以前の本も読んだことがあるのではないだろうか。数年前、私は自分のトレードアイデアと手法についての短編をたくさん書いた。 これらのeブックは大成功だった。そのうちの1冊はこの分野で6カ月以上にわたってベストセラーになり、ほかのeブックもそれに引けを取らないくらいよく売れた。 もちろん、これらの本には私への連絡先として私のeメールアドレスを挙げておいた。この4年間は何も書いていないが、読者からは毎日のようにeメールが届く。

読者からの要望で最も多いのは、プライスアクションについてもっと詳しく書いてほしい、私が使っているプライスアクションテクニックを徹底的に説明した本を書いてほしいというものである。その要望に応えるまでにはちょっと時間がかかったが、今、こうして読者の要望にお応えできる本を届けられることを私はうれしく思っている。

対象読者

本書の読者は、トレードしたい市場(銘柄)についての知識があることを前提としている。

したがって、読者が使っているトレードプラットフォームでの「トレードの仕掛け方」や「時間枠の変更方法」、さらに「レバレッジの掛け方」「先物とは何か」「どの銘柄をトレードするのが一番よいのか、そしてその理由」「通貨ペアとは何か、どんなペアをトレードするのが一番よいのか」といったことについては割愛した。

こうした基本的情報についてはインターネットで調べてもらいたい。おそらく私が説明するよりも分かりやすくまとめられた情報が入手できると思う。しかも無料で。

本書ではプライスアクションのみを使ったテクニカル分析に焦点を当てる。これまでに私の本を読んだことがある人は、私がただ書くためだけに書くことは好みではないことをご存知のはずだ。

ストーリーや不要な情報は一切含まず、核心に迫る書き方が私のスタイルだ。これは英語が私の母語ではないことも1つの理由だが、こうした簡潔的な書き方のほうが読者の反応も良いようだ。

もちろん母国語で書くときもストーリーを語ったり、テーマから外れた話をするのは私の好みではない。 そういうわけで、トレード初心者の方は、あらかじめインターネットで、あなたがトレードしたいと思う市場についての基本的な知識を身につけてから本書を読むことをお勧めする。

また、あなたが使っているトレードプラットフォームについての基礎知識も必要だ。また本書は初心者だけでなく、良いトレーダーになるために苦労を惜しまない人にも向く。

また、分析が大好きで、うわべだけにとらわれないことも重要だ。トレードで常に利益を出すためにはハードワークが必要だ。大した努力もしないで一夜にして大金持ちになるような特別な方法を求めている人はがっかりするかもしれない。しかし、そんな方法などこの世に存在しない。

トップトレーダーになりたいのであればハードワークが必要で、情熱を持ってトレードに取り組む必要がある。このことについてはなるべく早く理解してもらいたい。魔法のインディケーター探しなんてやめよう。あなたのためにすべてのトレードをやってくれて、利益を稼ぎ出してくれるような自動化プログラム探しもやめよう。

本当に重要なことだけを考えよう。価格が生みだすあらゆる動きを解釈して、それらを組み合わせて最良の意思決定をすることが重要なのである。

もう1つ言い添えておきたいのは、時間枠についてである。本書で紹介する内容はどんな時間枠ででも使える。多忙なためにスイングトレードをやりたいという人は1時間足や4時間足を使えばよいだろう。時間的に余裕のある人は30分足や15分足を使ってもよいだろう。 (続きを読む)

ウィザードブックシリーズ262)

読者のご意見

本書は、テクニカル分析の一種であるプライスアクションを用いたトレードの解説書として紹介されています。しかし、短期売買を実践している著者が本書を通して市場構造を解説しているという印象を強く受けました。...もっと見る

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