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誰もが知っている運用成績を残す伝説的な「マゼラン・ファンド」の運用者ピーターリンチは、 「私はエコノミストではない。しかし歴史を一生懸命に勉強した。不景気の次は必ず回復があり、やがては好況がやってくることを学んだ」と言っています。
日本は13年にわたる株価、地下などの資産の下げを経験、デフレ現象に悩み投資家は激減してしまいました。しかしピーターリンチの言葉を借りるとするなら、 「日本経済はやがて底を入れ、相場も確かな上昇トレンドを取り戻す」
では、その時期はいつなのでしょうか? 1980年代はじめ、アメリカの投資家はいまの日本と同じように、株価の先行きに全く自信を失っていました。10年以上続いた相場の低迷を経験していたからです。 しかしレーガノミクスという経済、社会の構造改革が成功して、経済も株価も立ち直りました。80年代から90年代までのスーパーブル相場です。
歴史は繰り返す。
今年は大統領選挙サイクルではチャンスの年です。 歴史のサイクルを投資の判断とすることができる、 国際的な投資の判断基準を持っているということは、 大きな富を得るチャンスがあるということではないでしょうか。
日本のPER(株価収益率)は2部市場のPERが11倍と1970年代に逆戻りした。当時の東京市場は、現在のロシア、中国のように欧米の投資家にとっては世界の新興市場であった。 日本の中、小型株、新興市場株は30年前の投資環境に逆戻りしたが、それだけに現状は、大きな可能性を提供してくれている。どのような視点で銘柄を選択するか。具体的にケース・スタデイーを試みたい。
株式投資には「バリュー(価値)かグロース(成長)か」、「長期か短期か」の議論が尽きないがいずれもナンセンスな議論。ここ10余年、ヘッジファンドを分析してきたが、短期で最大のリターンを上げるのが、投資の真髄であることを学んだ。その戦略についても考えてみたい。
いま一つは新興市場への投資。新規公開で儲けるにはどうすればよいか。目標値の算出にモデルを作り、それで目下実践中だが、成果は高い。
株式市場に夜明けがやってきた。 足立 眞一
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