波形のルールやガイドラインについての最新の知見のほか、 エリオット波動原理を使った、より実践的なトレード戦略を大量追加!
エリオット波動に関する資料や書籍を入手可能な限り集めて読み込み、10年近くに及ぶ独自の研究の成果を加えて体系的・網羅的に知識・ノウハウをまとめた本書は「日本初の本格的なエリオット波動のテキスト」として、多くの方々に支持されてきました。事実、8回の増刷を繰り返し、初版の8倍近くまで販売部数が拡大しました。
その本書も、現時点(2024年)で発行から7年近く経過しました。その間にも研究が進み、研究成果も大きく蓄積しましたので、ここで新しい知見やノウハウを加えた改訂版を発行することになりました。
◎ルールやガイドラインのひとつひとつが実際のチャートと照らし合わせて有効なものなのか。
◎どこまで厳密性を担保して波動をカウントすべきなのか。
◎エリオット波動原理が当てはまるチャートと当てはまらないチャートの違いはどこにあるのか。
◎チャートにエリオット波動原理で規定された波形が現れるのはどうしてか。
エリオット波動原理について新たに気づいたことを中心に、研究を重ねた成果を詰め込み、初版の深化版として生まれ変わりました。
エリオット波動原理については、発祥地のアメリカでは本格的なテキストが何冊かありますし、その翻訳本もすでに何冊か出ています。日本人によって書かれた解説や関連本などもいくつかあります。
にもかかわらず、エリオット波動に関するテキストを改めて作成したかというと、著者である私たち自身がそれらのテキストや著作物によってエリオット波動の知識体系の習得をするのに相当に苦労したという経緯があるからです。
現存の日本語のテキストや翻訳本には、元の理論や用語をあまりよく理解せずに不正確で不十分に記述されている箇所がしばしば見受けられます。まじめに勉強しようとすると混乱してしまうことが多々あります。一番基本となる用語の定義が間違っていることもしばしばありますし、驚くべことに原書のテキストとは真逆の説明がなされていることもあります。これではまじめに勉強しようとする人たちほど混乱して心折れてしまいます。
そこで、既存の日本語のテキストで勉強して苦労した私たちは、主なテキストの英語の原書を読み込むことにしました。まずは、もともとの理論体系を正確に理解する必要があるからです。
そうした観察・研究の結果、原書のテキストとはやや異なる独自の見解や新しい見解を得た面もあります。それらの独自の見解についても本書では盛り込んでいます。 このように、本書はもともとの理論を正確に記述しつつ、それを日経平均やドル円相場に当てはめて観察・研究した結果得られた新しい見解も付け加えた独自のテキストなのです。
その意味で、日本のエリオット波動研究者が、日本株やドル円などの事例を使い、日本人投資家・日本人トレーダーのために書いた初めての本格的なテキストといえると思います。
エリオット波動原理を学ぶことで得られるのは、「今の株価が波動のどの位置にいるのか(上昇波動や下落波動の序盤か中盤か終盤か)」「今後どちらの方向に動くのか(上昇か下落か)」「どの地点まで動くのか(上昇や下落の目標)」という問題に対する判断能力です。
エリオット波動原理によって、これまでの株価の動きを分析し、さらに今後の株価の進路のメインシナリオとサブシナリオを描くことで、それらに基づいた「効率良いリスク管理に優れたトレード戦略」を探ることができます。
初版よりもさらに深みを増した本書(改訂版)で、エリオット波動の基本、そして実践的なトレード戦略をしっかり理解して習得してください。
改訂版(2版)の発行にあたって
プロローグ
第1章 波動の基本構造―アクション波とリアクション波、波の階層、5つの基本波形(概要)
第1節 エリオット波動を学ぶ前提事項
第2節 エリオット波動の基本1 〜5波動で推進し、3波動で修正する〜
第3節 エリオット波動の基本2 〜フラクタル構造〜
第4節 エリオット波動の基本3
コラム:インパルスについて
コラム:2章以降をスムーズに読み進めるためのQ&A
第2章 5つの基本波形(詳細)――インパルス、ダイアゴナル、ジグザグ、フラット、トライアングル
第1節 エリオット波動の基本波形について 〜推進波と修正波〜
第2節 基本波形1 インパルス(衝撃波)
第3節 基本波形2 ダイアゴナル
第4節 基本波形3 ジグザグ
第5節 基本波形4 フラット
第6節 基本波形5 トライアングル
第7節 複合修正波(コンビネーション)
章末資料 各波形の副次波の図解
第3章 8つの「ガイドライン」
第1節 エリオット波動の主な8つのガイドライン
第2節 ガイドライン1 波の延長
第3節 ガイドライン2 波の均等性
第4節 ガイドライン3 オルタネーション
第5節 ガイドライン4 チャネリング
第6節 ガイドライン5 出来高
第7節 ガイドライン6 比率関係
第8節 ガイドライン7 修正波の深さ
第9節 ガイドライン8 波の個性
第4章 エリオット波動のカウントの事例研究――日経平均、ドル円、NYダウを分析する
第1節 カウントの手順
第2節 実際にカウントしてみよう 〜ナスダック100を例に〜
第3節 戦後の日経平均の動きを見てみよう
第4節 バブル崩壊以降の日経平均をカウントする
第5節 為替、商品、個別株のエリオット波動
第6節 ドル円相場のエリオット波動
第7節 NYダウの長期のカウント
第5章 問題形式で考える「シナリオ想定」の基本
第1節 上昇(1)波に続いて5-3-5の下落波が出現したら
第2節 上昇(3)波に続いて5-3-5の下落波が出現したら
第3節 上昇(5)波に続いて5-3-5の下落波が出現したら
第4節 1-2-3波か、AーBーC波か
第5節 ダイアゴナルに続く波動を想定する
第6節 トライアングルに続く想定
第7節 さらに実践力を磨く2つのケーススタディ
第5章まとめ
(コラム) 著者の本音のエリオット波動論
「基本5波形」というけれど……、圧倒的に大切なのはインパルス
第6章 エリオット波動によるトレード戦略
第1節 インパルスにおけるトレード戦略
第2節 有効な投資戦略とリスク管理の考え方
第3節 ダイアゴナルにおけるトレード戦略
第4節 トレンド発生を示唆するインパルス
第5節 ジグザグにおけるトレード戦略
第6節 フラットにおけるトレード戦略
第7節 ダブルジグザグにおけるトレード戦略
第8節 トライアングルのトレード戦略
第9節 インパルスの利食いポイント
第10節 戦略的ポジションの実践例
コラム 著者の本音のエリオット波動論
カウントするうえで一番大事な視点は波の形(Form)
第7章 エリオット波動の源流を探る―ダウ理論、フィボナッチ数列、景気サイクル
第1節 改めてエリオット波動を研究する意義について
第2節 エリオット波動の源流1 〜ダウ理論〜
第3節 エリオット波動の源流2 〜フィボナッチ数列〜
第4節 エリオット波動の源流3 〜景気サイクル〜
用語集
改訂版に寄せて
福永博之 エイチスクエア株式会社
2,750円 国内送料無料
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有川和幸/一般社団法人日本エリオット波動研究所 パンローリング
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R・N・エリオット/一般社団法人日本エリオット波動研究所 パンローリング
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ウェイン・ゴーマン/ジェフリー・ケネディ/一般社団法人日本エリオット波動研究所 パンローリング
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ロバート・R・プレクター・ジュニア/A・J・フロスト/長尾慎太郎/関本博英 パンローリング
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