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石田和靖 15万円からはじめる本気の海外投資完全マニュアル

15万円からはじめる本気の海外投資完全マニュアル

石田和靖
パンローリング
四六版 ソフトカバー 272頁 2005年9月発売
本体 1,800円  税込 1,980円  国内送料無料です。
この商品は 本日 発送できる予定です。 (発送可能時期について)
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これからは、「これからの国」へ投資しよう!

2005年9月8日のニュースで豊かさランキング11位に下がったとのニュースが流れた。「ベスト10を割ったのは初めてのこと」と報道されたが、それでも一般的に見て、「日本=豊かな国」の認識がくつがえされるものではない。
思い返せば、“豊かさ”を手にするまでの日本の道のりはラクなものではなかった。 戦後の荒涼感からの脱却、所得倍増計画、いざなぎ景気、列島改造ブーム、安定成長、 空前のバブル景気、そしてバブルの崩壊。紆余曲折を経てここまでたどり着いた。昭和30年代から本格的に「富国」を目指した日本の、いや日本国民のエネルギーが「今の日本」を築いてきたのである。

日本人は努力家(勉強家)だと、よく言われる。それ故に、戦後の短い期間で成長できたと考えられている節もある。だが、国全体で上に突き進んでいくような勢いが日本固有のものかといえば、そんなことはもちろんない。戦後の復興を目指していた当時の日本を彷彿とさせるエネルギーがほかの国々にもある。ブラジル・ロシア・インド・中国といったBRICs諸国、タイ、ベトナムといった新興諸国が“それ”である。 これらの国々は、成熟しきった日本と違って伸びる余地がたぶんにある。要するに「これからの国」なのである。戦後、日本が経済成長してきたように、まだまだ未成熟な産業も多いのである。その国の産業全体の急成長が期待できるのである。誤解を恐れずに言うのならば……。銘柄選択にあまり頭を悩ませずに、その国の優良な基幹産業を選べば、ほぼ間違いはないとさえ言えるだろう。

こうした新興諸国を投資セクターとしたファンドに投資して中長期的に資産を増やそうと提案しているのが本書である。「日本ではなく、金融商品の豊富な海外に口座を開設しましょう」「日本人にとって1番身近な金融センターでもある香港を拠点にしましょう」など、著者の経験に基づく情報を満載。海外投資初心者でも無理なく第一歩を踏み出せるように構成されている。
これからの主流は「これからの国」への投資! 本書を持って、海外投資の旅に出かけてはいかがだろうか。

■はじめに(抜粋)

日本の国内資産だけで安心ですか?

年金不安や株価不安、金融不安、不動産価格の下落、リストラ、ペイオフ、増税など、将来の日本に対する不安材料はいくらでも出てきます。しかも、このような不安をさらに掻き立てる雑誌や書籍がここ最近は大流行。本屋の店頭には国家破綻をテーマにした縁起でもない書籍が高く積まれて売られています。

マスコミがこの不安をさらに拡大させている感はありますが、日本という国が「今どの方向に向かおうとしているのかわかりにくい」というのは事実です。かつ、日本は来年を境に人口が減り始め、少子高齢化が今まで以上に加速度を増す状態にあります。労働人口が減り続けるということはそのまま経済の衰退をも意味するものでもあります。少子化を食い止める対策が急務であることはだれもが認識していることですが、まだ具体的な対策は為されていません。政治家は自分の保身しか行いませんので、これらの問題はすべて先送り。延命策は行うものの、根本的な解決策は誰一人として考えてくれません。「これから先、日本はどうなってしまうのか」は、日本国民共通の思いでしょう。

海外投資のススメ
だからこそ、海外投資の出番なのです。第1章で詳しく説明しますが、海外投資には国内投資ではあり得ない数々のメリットがあります。そのメリットを利用しながら「これから発展するであろう国々」に投資して、その恩恵にあやかろうというわけです。成熟しきった日本とは違って、「これから発展するであろう国々」にはとてつもないエネルギーがあります。実際、私は海外投資を始めていますが、運用成績は良好です。

なお、本書では、日本人にとって1番身近な金融センターと言える「香港」を舞台に数々の事例を紹介しています。

本書を手に取ったあなたはすでに海外投資の第1歩を歩み始めたことになります。本書をすべて読み終えた後、「やっぱり無理だ、面倒くさい」などと思わずに、行動に移して、第2歩目を踏み出してください。そうすることで、本書の内容があなたにとって本当に有意義なものになると確信しています。

目次

はじめに

第1章 基礎知識編
第1節 海外投資のメリット
第2節 海外投資のリスク
第3節 口座開設に向いている国は
第4節 税金について

第2章 香港上海銀行(HSBC)での口座開設&利用法
第1節 概要
第2節 口座開設
第3節 日本円の預け入れ
第4節 日本円の引き出し
第5節 その他の情報

第3章 スタンダードチャータード銀行での口座開設&利用法 第1節 概要
第2節 口座開設
第3節 日本円の預け入れ
第4節 日本円の引き出し
第5節 その他の情報

第4章 ハンテック証券での口座開設&利用法
第1節 概要
第2節 口座開設
第3節 取引方法

第5章 ファンド選びのポイント
第1節 私のファンド選択ルール
第2節 ファンドを選ぶときには利回りに注目
第3節 ベンチマークを基準にパフォーマンスを計る
第4節 ファンドのコストを知りましょう
第5節 純資産額が大き目のファンドを選びましょう
第6節 ファンド・オブ・ファンズについて
第7節 香港で買えるファンドいろいろ

第6章 私たちの香港資産運用奮闘記(体験談)
第1節 きっかけは中国株だった
第2節 口座開設にまつわるエピソード
第3節 どうやって利益を出すのか
第4節 空き時間を利用すれば、サラリーマンにもできる
第5節 口座開設体験談

第7章 海外の投資情報サービスの利用法
第1節 HSBCインベストメントサービスの使い方
第2節 モーニングスターの使い方
第3節 フィナンシャルタイムズの使い方
第4節 香港証券取引所(HKEx)の使い方

付録 各国情報
第1節 BRICs諸国の特長
第2節 ブラジルについて
第3節 ロシアについて
第4節 インドについて
第5節 中国について
第6節 タイについて
第7節 ベトナムについて

おわりに

著者紹介

石田 和靖 Kazuyasu Ishida
(有)ザ・スリービー 代表取締役。会計事務所に10年間勤務、主に法人税業務と財 務コンサルティング業務を中心に携わる。UAE、パキスタン、ミャンマー、タイ、ベ トナム、インドネシアなど中近東〜東南アジアエリアの外国人経営者の法人を多く担 当。その後、(有)ザ・スリービーを設立。年に十数回、香港・タイ・UAEなど各国 を訪問し、香港やドバイの証券会社にも太いパイプを持つ。世界の投資情報を集約さ せるべく構築された、「海外分散投資に燃える同志が集まるSNS “World Investors” 」を企画・デザイン。著書に『15万円からはじめる本気の海外投資完全マニュアル』 『タイ株投資完全マニュアル 入門編』がある。

海外投資専門チャンネル「WorldInvestors.TV」
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香港資産運用奮闘記 kz@銅鑼湾


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(本気の海外投資シリーズ1)

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