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金森薫の世界情勢マンスリー 2014年7月号
金森薫
ラジオNIKKEI
オーディオCD 約60分 2014年7月発売
本体 5,000円 税込 5,500円
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米国は安倍政権を支えきれるか?
安倍首相の「戦後レジームからの脱却」は、まさに日本が「米国の正義」から脱却を図ろうとしていることを米国に認めさせる狙いであった。
安倍首相は、この思想的な対米服従からの脱却と、尖閣をめぐる軍事衝突に米軍を引き込むことの二正面作戦を、海兵隊辺野古新基地建設・TPP加盟・集団的自衛権行使容認の「三点セット」で米国に呑ませようとしていた。
それが、昨年12月の靖国参拝、その後の慰安婦問題に対する米政府の強い否定的姿勢から、こちらは棚上げ・先延ばしにし、尖閣への米軍関与を確保するために集団的安保容認と憲法解釈変更に突進しているとしか見えない。
しかし、一方で同盟国中、米国に次ぐ経済大国である日本が、アベノミクスという歴史的な構造転換を打ち上げ、米国経済への強力なフォロー役を果たそうとしている。果たして米国はこの両国のボタンのかけ違いを乗り越えることができるか?
日本の株価・為替の先行きもここがポイントとなる。投資家のみならずビジネスパーソンも必聴のCD。(CDおよそ60分)
プロフィール
金森 薫(かなもり かおる)
1951年、北海道生まれ。国際経済アナリスト。
北海道大学卒業後、穀物商社に入社、貿易実務・外国為替業務に携わる。在職中の1989年暮れに発表した「東証ダウの暴落はすでに秒読み段階」の論文がその直後に現実化したことで一躍、金融関係者の注目を集める。
翌、90年「オイルプライスの上昇」「土地神話の崩壊」と立て続けに衝撃作を発表。
いずれも湾岸戦争、土地価格の下落とも予測通りになり、国際問題のエキスパ-トとしての地位を確立。 その後、証券会社に転職し、債券ディーラー、エコノミストとして活躍。
95年に独立。 米国の世界戦略、キーパーソンの発言、公式文書をもとに政治・経済・金融・軍事などの各情勢を分析し、世界と日本の行方を予測する評論活動に入る。
過去、講演会や誌上での経済・国際・相場予測が現実化したケ-スは数えきれ
ない。 その独特で他者には絶対真似のできない視点からの論評と歯切れの良さ
から政治家、金融関係者、企業経営者に信奉者が多い。
※ 本製品は音声が収録されたCDです。通常のCDプレイヤーで再生いただけます。
(金森薫の世界情勢マンスリー シリーズ)
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