株の買占めによる老舗デパートの乗取り。金と若さだけを武器に現代における最も劇的なこの戦闘に挑んでいく、闇屋あがりの青年実業家、青井文麿。媚びと虚勢を徹底して使いわけ、金と金、顔と顔でつながった財界の厚い壁に体当たりしていく青井の姿に、高度成長期の日本が象徴される。現実に起こった事件に材をとり、経済界の深奥での暗闇をスピーディなタッチで暴いてみせた快心作。
総会屋錦城
城山三郎 新潮社 607円 国内送料無料 すぐ発送 かごに入れる
この商品の著者による商品一覧: 城山三郎
戻る・トップページへ