七億五千万円で売却したはずの土地だったが、手許に残ったのは、たったの二百四十九万円!!なぜこんなことに? 伏見経済大学事務局次長の町田真之は、アメリカの大学で運命的な出会いをした混血美女のケイ・フレミングの父親・副島秀佳に軽井沢の土地の処分を依頼されたのだ。町田は、教え子から不動産業者の木戸を紹介されたのだが・・・。金に群らがる男たちの騙しの手口と圧倒的迫力。巨匠の傑作書下ろし長篇。
小説 兜町
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