世界を震撼させた「長く暑い夏」 シンガポール駐在のデリバティブ・トレーダーが案内するアジア発 国際金融危機への時間旅行
シンガポール在任中、目にしたことを一言で表現するならば、ジャパンマネーが「これでもかこれでもか」と食い物にされるさまだった。
多数派の期待(一般論)が唱える「かくあるべき」的な天動説はいやというほど足元をすくわれてきた。これからもそれは変わらないと認識しておくことが、金融市場に参加する者としての最低限の見識というものであろう。
第1章 96.09〜97.04 胸騒ぎ
第2章 97.05〜97.09 タイバーツ危機
第3章 97.08〜97.09 金融ドミノ
第4章 97.10〜97.12 危機の北上
第5章 98.01〜98.02 混乱の拡大、そして転機
第6章 98.03〜98.05 スハルト退陣
第7章 98.06〜98.08 中国、ロシア、コモディティ危機
第8章 98.09〜98.11 ヘッジファンド危機と信用収縮
第9章 98.12〜99年 ユーロの登場、米国の隆盛
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