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ものづくりに役立てる! MBAファイナンス
村中健一郎
近代セールス社
A5判208頁 2006年10月発売
本体 3,600円 税込 3,960円
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Section1 マネーについての基本事項
- いつでも、どこでも、誰もが知っている
- ファイナンスとは何か
- たかがマネー、されどマネー
- キャッシュだけで考える
- キャッシュフローは人がつくるもの
マネーやキャッシュフローを平易に定義。おカネの動きを図式で見る方法を解説。ファイナンスにおける意思決定とは、最適なキャッシュフローの選択にある。常にキャッシュフローは人によってつくられる。だからファイナンスは「ものづくり」「エンジニアリング」である。MBAは新しいキャッシュフローを世に出す。
Section2 金利についての基本事項
- 基本の基本
- 単利計算の基本
- おカネの時間的価値
小学校の算数に出ている割合の定義に沿って、単利計算式を詳細に導いた。簡単な数式ではあるが、これだけでMBAが武器とするキャッシュフローの見方の根本は理解できる。文部科学省の「小学校学習指導要領」を参考に、MBAとして「計算の仕方を考える」価値を強調した。ものづくりの原点は、小学生のときに誰もが身につけた能力である。
Section3 これが金融エンジニアリングだ
- さてケーススタディである(想定する問題の内容)
- 「アップフロント料付きローン」の開発(問題の定義)
- 「アップフロント料付きローン」の開発(解答)
筆者が実際に銀行員として開発に関わった実例をヒントとする。本邦初公開のケーススタディである。「決算の関係で、期首に利息を少し多めに前払い(アップフロント)で支払いたい。その見返りとして、期中に支払う金利は、通常の金利より安くしてほしい」という顧客のニーズが出された。アップフロント料を計算する方法を詳細に解説した。
Section4 利回り計算の基本
- 債券とは何か
- 割引金融債によるケーススタディ
- 利回りと年率換算について
- T-billsの相場表と価格・利回り
「利回り」や「リターン」といった基本事項を整理。エコノミストやアナリストが言う金利とは、債券の利回りを意味する。まず、わが国の割引金融債を例として、利回りとリターンの違いについて考えた。その上で、アメリカの短期債T-billsを題材として利回りと債券価格について、計算の仕方をとことん考え、“ザ・ウォール・ストリート・ジャーナル”の相場表を使っての例題形式で考え方の展開をした。分かりやすく実践的な解説としては、本邦初公開のマニュアルである。
Section5 MBAと時価革命
- 経営者と銀行員とでは見方が違う?
- MBAはアメリカの経営者である
ブドウ酒の製造・販売をする経営者を想定し、IRR(内部収益率)とNPV(正味現在価値)をケーススタディのように解説。日本の企業に時価会計が浸透しつつあるため、重要な概念である。しかし、その本質は単利計算式だけでも理解できる。だから、誰でもMBAになれる。
Section6 フィッシャー効果で大金持ちに
「物価上昇の予想が金利を上昇させる」という有名な「フィッシャー効果」の式を詳細に導いた。ただし、使ったのは単利計算式だけ。無リスクで収益を得ることを「アービトラージ」(裁定取引)という。アービトラージ不在という条件の下、フィッシャー効果の式を導いた。現代ファイナンスの中心原理を前提としての考察は、胸を張っての本邦初公開である。
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