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ポーカートーナメント ファイナルテーブル戦略 ICM教本
ダラ・オカニー,
バリー・カーター,
松山宗彦
パンローリング
A5判 320頁 2023年10月発売
本体 2,400円 税込 2,640円
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目次 | サンプルページ(PDF)
トーナメントでのチップ価値変動に対しては
賞金期待値で意思決定せよ
ICMを意識してプレイすれば
トーナメント優勝も入賞も増える!
インディペンデント・チップ・モデル(ICM)はマルチテーブルトーナメントにおける最重要概念であるにも関わらず、それを理解しているプレイヤーはほとんどいない。分かっているのはせいぜい、バブルではタイトにプレイしろということぐらいである。
ICMは稼げるか稼げないかの決断に最も大きなインパクトを与えるだけでなく、それ以外のトーナメントの要素――ゲーム選択、ステーキング、いつ登録すべきか、序盤でのプレイ、バブル、ファイナルテーブルなど――の、あらゆる側面に影響を及ぼしている。
本書は「トーナメントのプレイを基礎から学ぶための本」ではない。あなたの今のプレイを、トーナメントでICMが影響を及ぼしてくるようなステージに入ったときに、どう修正を加えるかを解説するものだ。トーナメントはキャッシュゲームとは異なり、チップ対キャッシュの価値が1:1の比率にならない。そのため、あるハンドで勝ち取れる分が、そこでリスクにかけなくてはならない分を上回ることはない。それを踏まえてプレイを決断していく。
本書はICMの概念、およびICMがトーナメントプレイにどのようなインパクトをもたらすかに深く分け入って分析する最初の書物である。本書にはまだプロフェッショナルポーカープレイヤーさえも知らないような草分け的知見が満載である。
賛辞
「ソルバーとプリフロップチャートが支配する今の時代にあって、ICMプレッシャーがかかる場面というのは、ポーカーの中でもまだ解決も、その取り組みさえなされていない分野だといえる。本書はICMとその影響について、その最も重要な部分を明快に説明するという素晴らしい仕事を成し遂げている。あなたがICMというものがどうゲームに作用しているのかを理解したい初心者であれ、ICMという概念を完全に自分の一部としたい上級者であれ、本書には何か学ぶところがあるだろう」
――デビッド・デュボレス(ハイステークス・ポーカープレイヤー)
本書で学べること
- トーナメントの後半いつプレイを調整し始めるべきか
- いつ賞金の梯子登りすべきか、いつ優勝狙いでプレイすべきか
- ファイナルテーブルで得するディール交渉とはどのようなものか
- 最適なゲーム選択、リバイ、開始後登録の戦略とはどのようなものか
- トーナメント終盤でショート、平均、ビッグスタックをそれぞれどのようにプレイし分けるべきか
■目次
本書読者についての仮定
第1章 ICMとは何か?
ICMの歴史
第2章 30分で学ぶICM
負けのダメージは勝ちのメリットを上回る
スモールペアは価値が下がる
ブロッカーは価値が上がる
誰が誰をカバーしているかが重要
ショートスタックほどタイトにプレイせよ
ICMが極端に影響するのは入賞バブルとファイナルテーブルバブルである
ペイアウトがフラットなときや、マイクロ/メガスタックがいるときには、プレイをタイトに絞れ
より小さめのフィールドでプレイせよ
ヘッズアップではICMは関係なくなる
パート1:基本原理
第3章 バブルファクター
バブルファクター
バブルファクターはどう使えばいいのか
誰が相手か次第でバブルファクターも変わる
極端なスタックサイズがいるテーブル
ペイアウトはバブルファクターに影響する
序盤のエクイティ
プレイ中にエクイティとバブルファクターを求める方法
バブルにて
バブルが弾けた後
バブルファクターについて最後に
第4章 チップが増えるほど1枚ごとの価値は下がる
終盤でのミス対序盤でのミス
レイトレジストレーション(開始後登録)
リバイトーナメント
戦略面で考慮すべき点
第5章 梯子登り対優勝狙い
梯子登りか優勝狙いか?
優勝狙いでプレイできないときに、どうやって優勝狙いでプレイするか
スキルの要素を考慮に入れる
第6章 ICMはレンジの形状を変える
第7章 ディール合意
そもそもなぜディールするのか?
ディールにおけるミス
助け船ディール
スワップディール
スキルでの優エッジ位性
ポーカーディールにおける「ブラックスワン*」
金以外の何かが交渉の対象になる場合
ディールの倫理
第8章 ミスには大きなミスと小さなミスがある
第9章 ゲーム選択
フィールドの大きさ
保証割れ(オーバーレイ)
開始後登録(レイトレジストレーション)
開始後登録に向いたトーナメントはどれか?
パート2:実戦におけるICM
第10章 ショートスタック
ショートスタックのコールレンジ
第11章 ビッグスタック
コールレンジ
第12章 平均的スタック
コールレンジ
第13章 ポストフロップ
ウェットなフロップ― ICMなし
ウェットなフロップ― ICMあり
ドライフロップ― ICMなし
ドライフロップ― ICMあり
ビッグスタック対スモールスタック― ICMなし
ビッグスタック対スモールスタック― ICM
プレイ以外の独習方法
謝辞
■著者紹介
ダラ・オカニー (Dara O'Kearney)
アイルランドのプロポーカープレイヤーで、ポーカー界では最高のサテライトスペシャリストとして長く知られている。獲得賞金額はサテライトトーナメントだけでも$1ミリオンを越えており、PokerStars UKIPTのサテライトリーダーボードで2度首位を獲得している。彼はまたUnivet Pokerの契約プロでありThe Chip Raceポッドキャストのパーソナリティでもある。バリー・カーターとの共著に『ポーカーサテライト戦略』(パンローリング)がある。
バリー・カーター (Barry Carter)
イギリスのポーカー著述家で、ポーカー界では最高の凡庸なプレイヤーとして長く知られている。彼は世界最大のポーカーコミュニティである PokerStrategy.com のエディターで、ダラ・オカニーとの共著『ポーカーサテライト戦略』のほかに、『ザ メンタル ゲーム(1・2)』(パンローリング)がある。
訳者 松山宗彦 (まつやま・むねひこ)
ニューヨーク州立大学バッファロー校経営大学院卒。在米生活14年の間にアメリカの爆発的ポーカーブームと出合い、ポーカーにのめり込む。帰国後はポーカーに関する書籍翻訳を中心として、ポーカーニュースやソフトウェア、映像などの翻訳を通じて、日本でのポーカー普及活動に携わっている。
訳書は『ポーカーとゲーム理論』シリーズのほか『フィル・ゴードンのポーカー攻略法』シリーズ、『ポーカーエリートの「公然の秘密」頻度ベース戦略』、『エド・ミラーのハンドリーディング入門』、『エド・ミラーのエクスプロイトポーカー』、『エド・ミラーのポーカースクール ライブゲームで勝つ』(いずれもパンローリング)など多数。
2012年JPT日本オンラインポーカー選手権優勝。
(カジノブックシリーズ31)
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