【講師コメント:リバースカレンダー戦略の特徴について】
オプション取引が他の商品と異なるポイントは、価格が確率的な計算式できまり、市場の将来的な変動性を示すボラティリティが、価格決定上非常に大きな要因であるということです。
このボラティリティの特性を用い、比較的リスクも少なくわかりやすい戦略として、カレンダースプレッドとリバースカレンダーがあります。
カレンダースプレッドは比較的普及していると思われますが、リバースカレンダーの特徴を理解し、戦略として活用している人は中級者では、比較的少ないと感じております。
まずデルタヘッジ、ガンマ、セータ、ベガといったオプションの基本的なリスク(グリークス)を説明し、その特徴を踏まえたうえで、できるだけわかりやすくリバースカレンダー戦略の性質を示します。
戦略的にどういった市場において有効かというポイントを説明いたします。
また、カレンダースプレッドについても解説します。
【プログラム】
- 本日の内容
- オプション価格式のイメージ (1)~(3)
- 日経平均(SQ値)の分布について
- 基本で大事なプットとコールの関係 (1)~(2)
- 先物価格によるオプション価格式
- グリークス (1)~(2)
- IV:インプライド・ボラティリティとは
- オプション価格:限月による違い
- 典型的にみられる市場の状況とIV
- 2014年7月18日のIV
- 2014年10月23日のIV
- リバースカレンダーとは
- リバースカレンダー戦略
- 2014年10月28日(10:45)(仲値)
- 2014年10月31日(15:15)(仲値)
- 2014年11月7日(10:20)(仲値)
- ポジションマネジメントはどうするか
- リバースカレンダーの応用
【講師:猪田義浩(いのだ・よしひろ)】
昭和62年東京理科大学理学部応用数学科卒。同年日本債券信用銀行入行。入行当初からオプションチームに配属され、為替、株、金利と様々なデリバティブのインターバンク取引に従事。米国スタンフォード大学統計学科修士課程修了後、証券会社、スワップハウスなどでデリバティブのチーフトレーダーを経てシグマベイスキャピタル研究開発部特別研究員を兼務とし、実践的なデリバティブ理論の研究および研修を行いながら、自己資金を中心にオプション取引を行う。
【ご来場の皆様のご感想】
満足度 →80%(とても満足 13%、満足 36%、ふつう 31%、その他 20%)
- オプションの流動性対策をお願いしたい。
- オプション先物取引についての講演会希望。
- 難しい、でも勉強したい。
- 猪田氏の話はレベルが高い
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サンプル映像:
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◆エクセルシート◆
オプションの損益計算シミュレーションやポートフォリオのグリークスの計算とシュミレーションができます。
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