第2部 新興市場の売買戦略
IPO自体をイベントととらえ、イベント投資の視点で検証する。また、マザーズ指数先物を使ったサヤ取りとして、季節性を勘案したシーズナルスプレッド の考え方を用いたサヤ取りを紹介。マザーズ先物を使った新興市場銘柄のヘッジのやり方を解説する。
■講師コメント
新興市場というと、イナゴトレーダーに代表されるデイトレードを思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし今回のセミナーでは、専業でモニタに張り付いていなければいけないデイトレードではなく、会社員など他に仕事があっても実践できるトレードを扱います。
まず、データからみたIPO銘柄のセカンダリー売買。これはテクニックではなく、過去データをいろんな角度で検証し、有利なセカンダリー売買を追求します。IPO自体をイベントととらえ、イベントトレードの視点で検証します。
次にマザーズ指数先物を使ったサヤ取りです。季節性を勘案したシーズナルスプレッド
の考え方を用いたサヤ取りを紹介します。またマザーズ先物を使った新興市場銘柄のヘッジのやり方を紹介します。(羽根秀樹)
■プログラム
マザーズ先物指数のサヤ取り
- なぜサヤ取りなのか
- 指数同士のサヤ取り
- マーザーズ市場の季節変動(10年間)
- JPX400-マザーズ指数
- TOPIX-マザーズ指数
- 日経225-マザーズ指数
- マザーズ指数との相関係数
- 売買ルール1
- 売買ルール2
- 売買ルール1の結果
- 225ミニ-マザーズ先物サヤ取りの例
- 売買ルール2の結果
IPO株のセカンダリー
- IPOセカンダリーをデータで追う
- IPOセカンダリー騰落率(全数)
- 東証1部
- 東証2部
- マザーズ
- JASDAQ
- 東証REIT
- 公募価格からの初値騰落率
- 200%超, 150%〜200%
- 100%〜150%, 100%未満
- 初値騰落率と20日後株価の関係
- 上場月別に調べる
- 月別上場数
- 2月, 3月
- 4月, 6月
- 7月, 8月
- 9月, 10月
- 11月, 12月
マザーズ先物をヘッジで使う
- マザーズ個別銘柄をヘッジする
- いろいろなニュートラル方法
- ボラティリティニュートラル
- トレードで利益を上げ続けるために
- 参考になった書籍
- パンレポート
羽根英樹(はね・ひでき)
個別株や指数先物などサヤ取りやイベントトレードを中心に売買をする個人トレーダー。
1993年からコモディティ市場でサヤ取りを始める。2000年には、世界三大利殖のひとつとして『