長期的なスタンスで株式投資に取り組むうえで欠かせない知識を凝縮。株式投資の決定版テキストとして、ベンジャミン・グレアムの古典的名著『証券分析』に比肩するロングセラーになっている。 過去100年以上にわたるアメリカ株式市場のデータを綿密に分析し、株式長期投資の優位性を具体的な数値で示している。 これから20〜30年にわたる資産形成を目指す20代・30代、定年後の資産運用に悩んでいる団塊世代、ネット売買で損ばかり出しているにわかデイトレーダーなど、すべての個人投資家にお薦めの一冊。
推薦の言葉――ピーター・バーンスタイン 第1部 株式投資の歴史的評価 第1章 1802年以降の株式、債券の投資利回り 誰でも金持ちになれる 1802年以降の資本市場の利回り 債券利回りの歴史 金と商品価格 実質トータルリターン 投資利回りとは何か 確定利付き資産の実質利回り 確定利付き資産の利回りの低下 株式プレミアム 諸外国の投資利回り 結論 補足1:1802〜1871年の株式市場 補足2:算術平均と複利の利回り 第2章 リスク、リターン、資産配分 保有期間とリスク 投資家の保有期間 株価のピークで投資を始めた場合の利回り 標準的なリスクの測定方法 株式と債券の利回りの相関 効率的フロンティア 望ましい資産配分 物価連動国債 結論 第3章 株式指数 平均株価 ダウ平均 ダウ平均の算出方法 時価総額加重平均指数 企業規模の世界ランキング S&P500指数の変遷 指数の利回りの偏向 補足:ダウ平均の当初構成銘柄12社のその後 第4章 資産利回りと課税の影響 インカムゲインとキャピタルゲインに対する課税の歴史 税引後トータルリターン キャピタルゲイン課税を繰り延べる利点 インフレとキャピタルゲイン税 株式投資家に有利な税制 課税繰り延べ口座における株式と債券 結論 補足:税制の歴史 第5章 株式投資の未来 株式投資に対する初期の考え方 スミスの影響 株式投資理論 センチメントの急変 株価暴落後の株式の利回り 株式の熱狂的支持者 ITバブル 上昇相場の遺産 第2部 株式価値の評価、将来の利回り、投資手法 第6章 株式価値の源泉と測定方法 不吉な前兆の再来 株式から発生するキャッシュフローの評価 株主価値の源泉 株式の価値を決めるのは企業の利益か?配当か? 長期の企業利益の増加と経済成長 歴史的な株式評価の尺度 利益の定義とさまざまな議論 簿価と時価とトービンのQ GDPと時価総額の比較 FEDモデルによる株価評価 評価方法の違いが意味すること 第7章 上昇相場、ニューエコノミー、高齢化、そして将来の株式の利回り ニューエコノミーと利益成長 企業利益と国民所得 ニューエコノミーにおける利益 評価を引き上げる要因 株式プレミアム 将来の株式の利回り テロリズム 高齢化 高齢化問題の解決法 結論 第8章 大型株、小型株、割安株、成長株 市場平均を上回るために 小型株のリスクとリターン 小型株の利回りの傾向 価値に基づく評価基準 割安株と成長株 成長株と割安株の性質 配当利回り 経営難の銘柄 新規株式公開(IPO) 投資戦略 第9章 成長株とハイテク株の評価 1970年代のニフティ・フィフティ銘柄 データの評価 ニフティ・フィフティ銘柄の適正PER 利益成長と評価 ニフティ・フィフティ銘柄のPERと利回り 個別銘柄の適正PER 結論 補足:ニフティ・フィフティ銘柄のその後の変遷 第10章 国際投資 海外市場のサイクル 世界市場への分散投資 外国為替リスクのヘッジ 短期投資におけるヘッジ 1998年の新興市場の危機 経済危機の余波 結論 第3部 投資の経済環境 第11章 金、連邦準備制度、そしてインフレ 通貨と物価 金本位制 連邦準備制度の設立 金本位制の崩壊 通貨切り下げ後の政策 金本位制以後の金融政策 連邦準備制度と通貨発行 FRBが金利に与える影響 FRBの金融政策と金利 インフレヘッジとしての株式 短期では株式がインフレヘッジにならない理由 FRBの金融政策、景気循環、財政支出 インフレと米国の税制 結論 第12章 株式と景気循環 景気を決めるのは誰か? 景気の転換点における株式の利回り 景気循環のタイミングを捉えて利益を得る 景気循環を予測する困難さ 結論 第13章 金融市場に影響を与える世界的な事件 2001年9月11日 何が株式相場を動かすのか 先行き不透明感と相場 民主党と共和党 株式と戦争 世界大戦 1945年以降の戦争 結論 第14章 経済指標に対する金融市場の反応 経済指標と市場 市場の反応の原則 経済指標の内容 経済成長と株価 雇用統計 公表のサイクル インフレ指標 金融市場への影響 中央銀行の金融政策 結論 第4部 短期的な株価の変動 第15章 スパイダー、キューブ、先物、オプション 上場投資信託 株価指数先物 指数先物の影響 先物市場の基本 指数裁定取引 グローベックス取引でニューヨークの始値を予測する ダブル・ウィッチングとトリプル・ウィッチング 証拠金とレバレッジ ETFや指数先物の利用 ETF、指数先物、インデックスファンドの比較 株価指数オプション 指数オプションの買い 指数オプションの売り 長期的なトレンドと株価指数先物 第16章 市場のボラティリティ 1987年10月の株価暴落 株価暴落の原因 外国為替政策 株価暴落と先物市場 サーキットブレーカー 市場のボラティリティの特質 株式のボラティリティの傾向 VIX:ボラティリティ・インデックス 1日当たりの大幅変動の分布 市場ボラティリティの経済 暴落のエピローグ 第17章 テクニカル分析とトレンド投資 テクニカル分析の本質 チャールズ・ダウ――テクニカル・アナリスト 株価はランダムか? ランダムな株価のシミュレーション 市場のトレンドと価格の反転 移動平均 ダウ移動平均戦略の検証 ナスダックの移動平均戦略 利益と損失の分布 結論 第18章 季節のアノマリー 1月効果 1月効果の原因 割安株の1月効果 月別の利回り 9月効果 月中利回り 曜日効果 投資家は何をすべきか 第19章 行動ファイナンスと投資の心理 ITバブル:1999〜2000年 行動ファイナンス 第5部 株式で富を築く 第20章 ファンドのパフォーマンス、インデックス投資、そして市場に打ち勝つこと 株式ミューチュアルファンドのパフォーマンス 優れたファンドマネジャーを見つける ファンドのパフォーマンスが市場を下回る理由 生兵法は大けがのもと 情報によって利益を獲得すること コストはどれほど利回りに影響を与えるか インデックス投資とパッシブ投資の発展 インデックス投資の落とし穴 割高な株価の利回りへの影響 ポートフォリオに対する過大評価の影響 結論 第21章 長期成長のためのポートフォリオ構築 長期投資の原則 利回り向上戦略 計画の実行と投資アドバイザーの役割 結論 監訳者あとがき
藤野 隆太(Ryuta Fujino)
PwCアドバイザリー、マネージングディレクター。慶応義塾大学経済学部卒。米ジョンズホプキンス大学高等国際問題研究大学院修士(MIPP)。大手金融機関を経て現職。訳書に『デイトレード』(日経BP社)。
鍋井里依(Lii Nabei)
外資系銀行勤務。英ロンドン大学キングス・カレッジ(Diploma)修了。英ノッティンガム大学人文地理学部卒。日経QUICKニュース社シンガポール支局記者を経て現職。
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