日本経済は、過去の成功体験に固執したあまり、日本繁栄の武器だった「極める心理」を捨て去ってしまった。目標を見失った日本が目指すべきは、新技術立国としての日本型資本主義の確立と、それによる内需拡大である。
硬直化した日本経済を突き動かすのは、極めるという心理なのである。日本あるいは日本人の強さや才能とは、まったくゼロのところから画期的な何かを発想する力に発揮されるのではなく、ひとつの商品やサービスを究極まで合理化し、効率化させ、そしてこれほどまでに美しくし、より完璧な商品に仕立て上げていくその集中力にある。
エドワード・チャンセラー/長尾慎太郎/山下恵美子 パンローリング
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