メリマン氏の相場分析は「サイクル」「アストロロジー」そして「テクニカル」という3本柱によって構成されておりますが、「アストロロジー」の面では現在「1928〜34年の世界大恐慌期」と同じ位相。いわゆる『カーディナル・クライマックス』の渦中にあります。この位相は2011〜12年が中間点。アストロロジーでは、主要天体位相の序盤、終盤そして中盤に節目となる事象が起こりやすいとされます。
また2012年はこのクライマックスの一環として、重要な2つの天体位相が始まった年でもありました。ひとつは天王星・冥王星のワクシングスクエア、そしてミューチュアル・レセプション。恐らく今回、この2つの天体位相に関連する惑星(土星・天王星・冥王星)の記述が多く見受けられることでしょう。
相場に関してですが、本書は今回も脅威の的中率を誇りました。特に「アストロロジー」の側面から見た相場分析を改めて読み返してみると、驚く程ピンポイントな時間帯が記されています。
特筆すべきはNY金に関する記述。「8月23日に火星が蠍座に入る前後2週間以内に金の大反騰がスタートする可能性がある。その後9月18日〜10月5日の間に重要な天井が出現するかもしれない」。この記述の通り、NY金は5月からの底練りを8月に脱し、ズバリ10月5日まで急上昇しました。
また「フォーキャスト2012」での記述で、メリマン氏が最も的確に予測したのが、天候と穀物相場でした。今年は旱魃になる可能性が高いと記述していましたが、それと共に穀物の上昇を次のように指摘。
「6月末と8月15日の前後2週間は世界中で天候に関して脅威が高まる期間である。従って、これは穀物価格に再び影響を与える可能性がある。これらの時期に季節的な高値、あるいは安値を付ける可能性があるので注目したい(私は高値になると思う)」。実際、穀物相場は史上最高値を記録しました。
天王星は地震、変革、予想外などを象徴する惑星。氏は世界的な記述の中で天候異常に関する指摘だけでなく、具体的な転換ポイントまで示唆しています。来年の天候異変、天変地異の発生する危険な時間帯は何時になるか気になるところです。
あと、本書では国内外の株式や各国通貨(ドル、ユーロ、円、スイスフラン)、米国債や原油の動向を上記の3本柱から分析します。また相場以外にも、本書ではアストロロジーの観点から、世界情勢や国際政治などの展望や各星座別の個人の運勢まで掲載します。
フォーキャストには、まだまだ多くの示唆に富んだ記述があり、全ては次の時代、そして2013年を読み解くためのガイドラインと言えます。
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