本書は、上記の3本柱から米国及び国際情勢を予測。これに付随した各金融・商品市場(米国債、日米株式、ドル、ユーロ、円、スイスフラン、貴金属、原油、穀物)の動向を予測したものです。
アストロロジーに関しては2016年の水星および火星逆行の解説に加え、有力政治家の出生図やFRBやNYSE、米国の始原図から2016年の動きを予測します。これに加え、米大統領選イヤーの『フォーキャスト』では有力大統領候補のホロスコープを掲載、分析する予定になっています。
初の日本語版が世に出たのが20年前の『フォーキャスト1995』。この113ページの薄い本は20年後の『フォーキャスト2015』では2倍強の236ページに膨らみ、分析と予測に厚みが増していきました。
2015年版の白眉はFRBの動向でしょう。彼以外に2014年秋の時点で “2015年の大半FRBは利上げを急いではいない”と言い切ったアナリストが他にいたでしょうか。アストロロジーという分析ツールがなければ予測は不可能であったかもしれません。 そんな彼が、これまで警鐘を鳴らし続けてきた存在が天王星・冥王星ペアサイクルの存在です。両惑星が相互にコンジャンクション(0度)、スクエア(90度)、オポジション(180度)の関係になった時、世界恐慌や公民権運動、量的緩和策の実施など、金融市場だけに留まらず、社会全体を揺るがす大きな節目が到来するのです。
天王星・冥王星ペアは1965年に0度の関係に。この年発表されたビートルズの「Come Together」に準えて、メリマン氏はこの惑星サイクルの起点を解説。“さあ、一緒に行こうぜ”と結びました。
次なる節目は2012〜2015年。両惑星はこの間7回90度の関係になりました。メリマン氏に倣うなら、2012年に発表されたローリングストーンズの「Doom and gloom」がこの時期をピッタリ表しています。
ビートルズと同時代を生き、何かと比較される事が多いこのバンドが、全7回シリーズの第1回目にあたる2012年にこの曲を発表したというのは、何か因縁めいたものを感じられずにはいられません。
その曲に通低していたのは、形容しがたい「閉塞感」でした。歌詞の中にチラリと見える戦争や格差の存在。彼らはこの「閉塞感」をバッサリDoom and gloom(お先真っ暗)と表現しています。
これは、メリマン氏がここ数年の著述で繰り返し用いる“challenge”≒「試練」という言葉とも通じます。またこの曲は、“challenge”同様メリマン氏がよく著述に用いる言葉である“doomsday”とも通じるのです。これは「審判の日/最後の審判」という意味ですが、2015年版に掲載した論文『十字路に立つアメリカ』しかり、彼は今後、米国が(そして世界が)何らかの裁きをうけると見ているのかもしれません。
それはいったい何か。ひょっとすると彼自身も、その存在が何か計りかねているのかもしれません。それ故に、過去、現在、未来の星の動きや、各国で取引されている種々の金融商品の日柄と値幅と波動を詳細に観察しているのだといえます。
過去の莫大なデータから導き出されるものはいったい何か。
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