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あらすじ
【第二編】
家来右内とは知らず、角右衛門は間違って撃ったことを悔い、百姓を伴って、右内の亡骸を家へ運ぶ。名乗り合うと百姓も塩原角右衛門。事情を打ち明けると、百姓角右衛門は、多助を貰って、そのかわりに五十両を置いていくという。父角右衛門は、悲しくも我が子と袂を分かつ決心をする。別れ際、街道で百姓角右衛門が茶店の親父から買った青馬が逃げ出し、父角右衛門がこれを鎮め、多助と青馬は下新田まで一緒に旅をする。
話替わって、右内の女房お亀は、亭主の帰りがあまりに遅いので待ちきれず、娘を連れて旅に出る。途中、親切な母子かそれともお供か?二人連れに出会い、楽しく旅をするが、自分だけはぐれてしまい、馬子にも嫌がらせをされ、偶然通りがかった百姓角右衛門に助けられる。その後お亀は、娘がかどわかされたことを知り、また、角右衛門はお亀が右内の女房と知り、独りぼっちになったお亀の面倒をみる決心をする。
【第三編】
お亀を連れ帰った角右衛門は機会をみて、右内の墓参りに連れて行く。右内の死を知らされていなかったお亀は初めて夫が死に至った事情を知る。
話替わって、多助の実父角右衛門は、念願の江戸へ旅立つ。が、その途中置き引きに遭い、これが後々多助に関わる護摩の灰、小平とその一家で、小平は角右衛門に見破られて捕まると、なんだかだと言い訳をして一家の住まいする家まで連れて行き、家族ぐるみで角右衛門をだます。角右衛門は漸く江戸に着き、五十両を基に身支度を整え、戸田候への奉公を許される。
三遊亭円朝(さんゆうてい えんちょう)
江戸から明治への転換期にあって、伝統的な話芸に新たな可能性を開いた落語家。本名は出淵次郎吉(いずぶちじろきち)。二代三遊亭圓生門下の音曲師、橘屋圓太郎(出淵長藏)の子として江戸湯島に生まれ、7歳の時、子圓太を名乗って見よう見まねの芸で高座にあがる。後にあらためて、父の師の圓生に入門。母と義兄の反対にあっていったんは落語を離れ、商家に奉公し、転じて歌川国芳のもとで画家の修行を積むなどしたが、後に芸界に復帰。17歳で芸名を圓朝に改め、真打ちとなる。まずは派手な衣装や道具を使い、歌舞伎の雰囲気を盛り込んだ芝居噺で人気を博すが、援助出演を乞うた師匠に準備していた演目を先にかける仕打ちを受けたのを機に、「人のする話は決してなすまじ」と心に決める。以降、自作自演の怪談噺や、取材にもとづいた実録人情噺で独自の境地を開き、海外文学作品の翻案にも取り組んだ。生まれて間もない日本語速記術によって、圓朝の噺は速記本に仕立てられ、新聞に連載されるなどして人気を博す。これが二葉亭四迷らに影響を与え、文芸における言文一致の台頭を促した。大看板となった圓朝は、朝野の名士の知遇を得、禅を通じて山岡鉄舟に師事した。
出典:筑摩書房の明治文学全集より
原作:三遊亭円朝
口演:ふたむら幸則
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