江戸川乱歩の不朽の名作、少年探偵団シリーズ
名探偵・明智小五郎と共に小林芳雄少年率いる少年探偵団が怪人二十面相の悪事をあばいていきます。
シリーズを追うごとに仲間を増やし、数々の事件に巻き込まれながらもアイディアと行動力でのりこえ、
変装や魔法のようなトリックを見破って怪人二十面相を追いつめていく冒険物語です。
少年探偵団シリーズは人気作品となり、ラジオや映像化が次々と制作され、数多くの作家に多大なる影響を与えています。
内容紹介
大きな屋敷が立ち並ぶ町を二人の少年が歩いていた。
小林少年と少年探偵団の野呂少年だ。
その二人の目の前に不気味な人造人間が現れた。
人造人間がある洋館へ入っていくのを見た二人も、後を追い洋館へ入る。
そこで不思議な出来事が起こった。
二人の目の前で人造人間が消えていったのだ。
消えたかと思ったら、今度は白ひげの老人が現れた。
老人は「魔法博士」と名乗り、二人に知恵比べの勝負を申し込んできた。
黄金の虎の像をお互いに隠しあい、最後まで守れた方にこの像を与えると言うものだ。
その勝負を受けた小林少年たちは、少年探偵団の仲間と協力して虎の像を隠した。
しかし、魔法博士に盗まれてしまう。
後をつけ鍾乳洞へ辿り着いた小林少年は、少年探偵団十人で鍾乳洞探検へ乗り出した。
いくつものトラブルを知恵と勇気で乗り越える少年探偵団であったが、魔法博士には勝てなかった。
再び黄金の虎を託された小林少年は、今度こそ見つけられない場所へ隠す。
だが、やはり魔法博士は一枚上手であった。
またもや黄金の虎は魔法博士の手に渡ってしまった。
逃げる魔法博士!
追う少年探偵団!
陸海空の大追跡の先、黄金の虎はどちらの手に渡るのであろうか!?
※ 本作品は発表時の時代背景により、今日の社会では一般的でなく、
不適切と思われる表現が含まれている箇所がございます。しかし作品の
オリジナル性を尊重し、当時のまま忠実に再現することを優先いたしました。
江戸川乱歩(えどがわ・らんぽ)
日本の推理小説家。1894年10月21日生まれ、三重県生まれ。筆名は、19世紀の米国の小説家エドガー・アラン・ポーに由来する。数々の職業遍歴を経て作家デビューを果たす。本格的な推理小説と並行して『怪人二十面相』、『少年探偵団』などの少年向けの推理小説なども多数手がける。代表作は『人間椅子』、『黒蜥蜴』、『陰獣』など。1954年には乱歩の寄付を基金として、後進の推理小説作家育成のための「江戸川乱歩賞」が創設された。
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