勝てるトレードロジックとは永遠の探求テーマである。
専門家のロジックを模倣したり、
そのロジックにオリジナルの解釈を加えて試してみたり
多くのトレーダーが膨大な時間を浪費しながら日々研究しています。
どのシステムが本物で、どれが偽者なのか?
どのシステムが一貫性をもって利益と損失を明確に示してくれているのか?
いずれにしても、
裁量であるとシステムトレードであろうと
そのロジックや技術を実際に検証することから始めなければならない。
本講座では、ウィザードブックの数あるトレードロジックを検証することで
あなたの大切な時間の短縮するとともに
効率よくあなたを成功に導きます。
導き出された結果の価値は計り知れないものがあります。
参考図書:『ラリー・ウィリアムズの短期売買法 【第2版】』
『システムデイトレード(絶版)』
対象市場:日経225先物、個別株式、日米の指数ETF、FX
取り扱う予定の手法:
内容:
12月は引き続き、ラリー・ウィリアムズ氏の書籍を扱っていく。
まずは、11月で取り上げきれなかった戦略を扱う。
11月は「ラリー・ウィリアムズの短期売買法 第2版」から、スマッシュデイやウップスといった順張りブレイクアウトのダマシを狙ったトレード戦略を扱った。
また、ラリーが重要視している曜日バイアスであるTDW(トレーディングデイ・オブ・ザ・ウィーク)や取引日バイアスであるTDM(トレーディングデイ・オブ・ザ・マンス)を中心に扱ってきた。
12月は、ラリーが使ってきた順張りブレイクアウト系の短期戦略にも着目する(デイトレード含む)。
内容は、
・買い手と売り手を分離せよ〜GSV(最大スイング値)の考え方
・気配値スクリーンによる短期トレーディング〜3期間の高値や安値を使ったシステム
を題材にしたい。
たとえば、3期間の高値や安値を使ったシステムに関しては、日経225ETF(1321)に当てはめると、下図のような資産曲線になる(下図はデイトレードが前提)。
※なお、ラリーの戦略は、完全な自動売買システムでなく、裁量取引手法である。よって、下図システムの資産曲線は、あくまでもベースの戦略で、取引回数も多い。12月の講座では、これをTDWやTDMとった概念を利用することで改善可能か、また、決済を数日間伸ばした場合の損益はどうなるか、などの可能性を探っていく。他の投資対象での検証例も紹介する。
2014年6月から2022年11月まで
日経225型ETF(1321)が取引対象
こういった戦略に加えて、ラリーの考える手仕舞いのルールについても紹介していく。
書籍の中で書かれていない内容にも触れる。
さらに、11月から12月にかけて扱う書籍「ラリー・ウィリアムズの短期売買法 第2版」の他に、「システムデイトレード」という書籍も紹介したい。
著者のマレー・ルジエーロ氏は著名なシステム・トレーダーである。
書籍のタイトルには、“システム”と付いているが、原題は「Short Term Trading Methods For Futures and Equities」というタイトルであり、自動売買システムを前提にした書籍ではない。
主に、レンジ・ブレイクアウト手法を扱った書籍であり、ラリーのブレイクアウト手法も紹介されている。もちろん、手動執行可能な裁量トレード手法が前提である。
このたび、ウィザードブック検証講座を開講することになりました。
開講にあたり、簡単に講座の内容をご紹介するとともに、シンプルな売買手法の検証結果をご紹介いたします。
さて、パンローリングにとってウィザードブックの存在は根幹部分と言えるでしょう。
私は現在、自分でトレードを行い、かつ、トレード・システムを作ることを生業にしています。
そして、ずっと以前からウィザードブックを読み続け、また、ウィザードブックに育てられたと言っても過言ではありません。
しかし、その当時から一つの思い(疑問?)がありました。
それは、「このトレード手法は今も使えるのか?」「このトレード手法は日本の市場でも通用するのか?」といった疑問でした。
ご存じの通り、ウィザードブックは米国市場を対象にしたものがほとんどです。
また、執筆されたのが古いものも多数ありました。
皆さんの中にも、このような疑問を持ち、検証できずにそのまま放置してしまった手法もあるはずです。
現在、私はマルチチャートというソフトウェアを使って、色々なマーケットで検証を行ったり、トレード・システムを作ったりしています。
そういった環境から、ウィザードブックに書かれている売買手法の検証を行うことが可能です。
裁量のトレード手法で、プログラム化できない(つまり、検証できない)ものもありますが…
この講座の開講は、私のこれまでの疑問の解決、また今後の自分のトレード人生にとっても大きな再発見にもなりますし、また、受講生の方々へもお役に立てる講座だと考えています。
受講生の皆さんの意見も取り入れ、どんどん改善は行っていく所存です。
「このように改善できた」という検証や、皆さんが普段取引できる株式やその他のETFなども対象にして検証していきたいと考えています。
ひとつ、コナーズの簡単な売買ロジックをご紹介しましょう。
彼の本のタイトルにもなっていますが、コナーズの売買手法は「恐怖で買って、強欲で売る」をベースにした短期売買手法(1日から1週間程度のトレード)が数多く取り上げられています。
そして、この根底には下記のような考え方があります。
高値を更新しているような局面では買わず、市場の押し目を買うことに優位性があることを統計的に証明しています。短期トレードの場合、株は押したときに買った方が、ブレイクアウトで買うよりも良いとしています。
米国市場でこのような見解は確かに「他人とは違う発想」です。
コナーズの短期売買手法では、S&P等の株価指数(先物やETF)、あるいは、株式個別銘柄の手法を数多く紹介しています。
例えば、彼の書籍内に、「数日間連続した上昇や下落」という章があります。
この中で、「数日間連続して上昇したり、下落したりした後、相場はどう動くだろうか?常識では、2〜3日間連続して上昇する相場は強く、2〜3日間連続して下落する相場は弱いということになっている。だが検証結果では、逆の事実が判明した。つまり、数日間連続して下落した後にはリターンが向上、数日間連続して上昇した後にはリターンが減少した。」と書かれた部分があります。
では、S&P500が3日連続して下落した後のパフォーマンスを見てみましょう。
(売買ルール)
なお、検証の対象はコナーズがよく利用するS&P500のETF(SPY)および日経225連動型上場投信(1321)とし、2010年6月1日から2022年6月15日までで行いました。
このシンプルなルールで平均回帰(逆張り)の優位性を検証出来ました。
「優位性のある売買ルール」の有効期間が短くなっているものが多いなかで、出版後10年以上経過しているこの手法が、リーマンショックやコロナショック後の現在でも通用していることを、皆さんはご存じでしたか?
ウィザードブックの「このトレード手法は今も使えるのか?」「このトレード手法は日本の市場でも通用するのか?」を再検証することで、埃をかぶっている宝の山を再発見できるかもしれません。
PDF 形式mpレポートで、月2回の配信を予定しています。
日本証券アナリスト協会検定会員、国際公認投資アナリスト。 国内大手証券入社後、トレーディング部門を経て、2002年より米国S&P500先物市場でプライベート・トレーダーとしてシステムトレードを行う。
平成17年West Village Investment 株式会社に参加、独自のシステムで投資を行う会社としてスタート。米Mesa Software社(世界No.1の投資システム会社)と業務提携し、世界No.1システムR-MESA3を日経225先物向けに共同開発、『R-MESA3 Nikkei』としてリリース。日本には4人しかいないEasyLanguageスペシャリスト保有者。
監修、執筆に 『トレードステーション入門』、 『勝利の売買システム』、『DVD 日経225先物 ナイトセッションの検証』など多数。
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配信実績
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免責事項 |
本講座で説明・解説した方法や技術、指標が利益を生むとか、あるいは損失につながることはないと仮定してはなりません。 本講座で開示する情報、過去の結果は将来を保証するものではありません。本講座は教育的な目的でのみ用いられるものであり、自己の責任に基づき独自にご判断下さい。売買の注文を勧めるものではありません。 本講座は、特定の金融機関・金融商品を推奨・勧誘するものではありません。口座開設や投資の判断はすべて自己責任で行われるべきであり、そのいかなる結果にも当社は責任を負いません。本ホームページ及びその内容を無断でコピー、引用等する行為は禁止します。 |
『ラリー・ウィリアムズの短期売買法 【第2版】』を題材に、スマッシュデイやウップスといった順張りブレイクアウトのダマシを狙ったトレード戦略、ラリーが重要視する曜日バイアスTDWや取引日TDMを扱う。
『ラリー・ウィリアムズの短期売買法 【第2版】』『システムデイトレード(絶版)』を題材に、順張りブレイクアウト系の短期戦略、買い手と売り手を分離するGSV(最大スイング値)の考え方、3期間の高値や安値システムを解説。
『FXトレーディング』を題材に、通貨ペアにとって最適な取引タイム、通貨間の相関性とその利用方法、テクニカル戦略(真の動きを待つ、インサイドデイ・ブレイクアウト、ダマシのブレイクアウト) などを題材に検証します。
2月号では、『指数先物の高勝率短期売買』『株価指数先物必勝システム』から、月末、四半期、SQの前後などに特有のバイアス、経済イベント(FOMCや雇用統計)のバイアス、過去n日間の移動平均に基づくトレード、過去n日間の平均レンジに基づくトレード、株価指数のTDM、TDWバイアス、S&P500とNYダウの関係を利用したトレード、過去n日間のブレイクアウト手法、よく知られたトレード指標 などを題材に検証します。
3月号では、『ヘッジファンドの売買技術 利益を勝ち取るための相関性のない20の戦略とテクニック』を取り上げる。 本書は、当時、ヘッジファンドマネジャーであったジェームス・アルタッチャー氏が紹介したマーケットに潜む非効率部分を探すための20のトレーディング戦略、テクニックを紹介している書籍である。発行から20年近い年月が経過している(2004年)が、株価指数や個別株(いずれも米国市場)での戦略が多く、現在でも検証するに値すると判断して、3月号の参考図書にすることにした。20のテクニックの中で、日本の株式市場でも対応可能な戦略も多く、検証可能なものを取り上げていく。戦略はシンプルなものが多く、日足・週足対応の戦略であり、システムトレーダー、および、裁量トレーダーに有効な戦略の検証結果をご紹介する。
時間枠に関する研究、平均回帰に関する研究、戦略をリスクから守るテクニック、強気相場や弱気相場でのトレード、利益や損失の足が何本で手仕舞うのがよいかの研究 など。アルゴ・トレードと聞くと、いわゆる“システムトレーダー”向けの話になりそうだが、裁量のトレーダーにも大いに役に立つはずだ。
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