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<著者>
1930年生まれ。山口県出身。北九州大学卒。地方紙経済部長、(社)日本商品取引員協会理事・商品先物取引研究所長、亜細亜大学講師等を経て、現在、日本ユニコム(株)顧問、豊商事(株)監査役。著書に『商品先物とr引きの基礎知識』『新時代の商品先物取引』『よくわかる商品取引入門』、共著に『新時代の商品先物取引のすべて』『変貌する商品先物取引』など、他多数。
<「はじめに」より抜粋>
近年、なぜ、このように先物取引が隆盛になってきたのでしょうか。それは、時代が先物取引を切実い必要としているからです。先物取引は近世以降、商品(自由)経済の発達に伴い、「市場」を主軸とする経済体制へ移行したとき、経済社会が「適正な市場価格」を求め、また「市場価格の変動リスクの保険つなぎ(ヘッジ)」のために必要とされるようになり、自然発生しました。つまり先物取引は、市場経済、自由経済にとって必要不可欠なのです。(中略)規制の緩和、撤廃はすなわち自由体制の撤廃です。自由敬愛は、市場の機能、価格のメカニズムに頼るほかなく、そこで世界敬愛は改めて「先物取引」を切実に求めるようになったのです。現代の世界経済はもはや、先物取引、先物市場がなくては安定的に運営できなくなっているのです。先物取引が常識化しつつあるとき、先物取引のしくみはどうなっているのかについて、できるだけ平易に解説してみました。
<目次>
第1章 商品先物取引 入門の入門
第2章 先物取引と先渡し取引
第3章 商品取引所における取引のいろいろ
第4章 商品取引所のしくみと先物取引
第5章 商品先物取引の役割
第6章 委託取引の実際
第7章 先物相場の見方・考え方
第8章 オプション取引と商品ファンド
第9章 商品先物市場の現状と将来
第10章 主要上場商品の基礎知識
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