瞑想とは、一時的な精神状態を良くするだけのものでありません。真の効果は、心と脳に永続的な変化をもたらすことにあります。ただ一時期に意識が変化するという事では無く、その人の特性までも変えてしまう力が瞑想にはあるのです。そして、それは瞑想に習熟するほどより大きな影響を与え変化し続ける事を指し示しました。
著者らは1970年代から瞑想によって得られる様々な効果を科学的に実証する為に研究を続けてきました。また長年の瞑想実践者でもあるダライ・ラマ14世が発足した精神と生命研究所（Mind and Life Institute）で瞑想や マインドフルネスなどの効果測定を行い、瞑想を科学的に証明し、現代の瞑想ブームの源流として多くの影響を与えてきました。この研究成果により新たなる手法や方法論の展開へと繋がっています。
瞑想が、脳・心・体のあり方を向上させ、実践者達の世界を良い方向に変えていく力となっていることは、紛れもない事実です。
瞑想の脳科学の第一者が多くの瞑想家の研究から導き出した科学的知見に裏打ちされた本書は、私達の人生を根底から変える力を秘めています。
謝 辞
参考資料
注
リチャード・J・デビッドソン（Richard J. Davidson, PhD）
ウィスコンシン大学マディソン校客員研究教授。専門は心理学と精神医学。同校で脳の研究をおこなうかたわら、〈健やかな心センター〉を創設。これまでに320本を超える論文と、14冊の単行本を執筆しており、『心を整えれば、シンプルに生きられる：1日5分の「マインドフルネス」習慣』『脳には、自分を変える「6つの力」がある。』（三笠書房）などがある。
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リチャード・J・デビッドソン（Richard J. Davidson, PhD）
ウィスコンシン大学マディソン校客員研究教授。専門は心理学と精神医学。同校で脳の研究をおこなうかたわら、〈健やかな心センター〉を創設。これまでに320本を超える論文と、14冊の単行本を執筆しており、『心を整えれば、シンプルに生きられる：1日5分の「マインドフルネス」習慣 』『脳には、自分を変える「6つの力」がある。』（三笠書房）などがある。
心を鍛えることによって、いかに脳が再形成され、自意識に変革がもたらされるかを解き明かし、より広い意味での幸福感や人生の目的、世界とのつながりを追求するきっかけを与えてくれる力作。 ――ダニエル・J・シーゲル（ニューヨーク・タイムズ紙ベストセラー著者）
世界で最も名高い心理学者と、最も才能あふれるサイエンス作家による瞑想科学本の決定版。綿密なリサーチと深い洞察に支えられた本書は、人の心に秘められた可能性に関心のあるすべての読者にとって必読の一冊である。 ――ダニエル・ギルバート博士（『明日の幸せを科学する』著者）
学生時代に瞑想の奥深さと革新性に対する直感をともに抱いた著者ふたりのすばらしいキャリアが、本書によって幸福な融合を果たした。本書は、著者らがこれまでに探り当ててきた真実が、いまこの瞬間、この地球にとってなぜ決定的に重要なのかを私たちに教えてくれる。 ――ジョン・カバットジン（マサチューセッツ大学マインドフルネスセンター創設所長。マインドフルネス・ストレス低減法の開発者）
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